去就騒がれるトーレス…アトレティコ会長は復帰の可能性を否定せず

フェルナンド・トーレス

今夏、レンタルでミランに加入したFWトーレス [写真]=VI Images via Getty Images

 アトレティコ・マドリードのエンリケ・セレソ会長は、日本代表FW本田圭佑が所属するミランのFWフェルナンド・トーレスが復帰する可能性を否定しなかったと、スペイン紙『アス』など複数メディアが報じた。

 アトレティコ・マドリードとリヴァプールでゴールを量産しチームに大きな貢献をしていたトーレス。しかし2011年、チェルシーに移籍して以来不振が続き、今夏に2年間のレンタルでミランへ加入した。

 トーレスはセリエA第16節を終了した時点で、10試合に出場し1ゴール。ナポリ戦では発熱を理由にベンチ外になったりと、ここまで期待に応えることができておらず、去就が騒がれている。

 その中で、古巣アトレティコ・マドリードへの復帰も噂されている。セレソ会長は、「トーレスの移籍話は出ていないが、それが起こらないとも言っていない」とコメント。「我々はすべてのポジションに適切な選手が揃った、素晴らしいチームを有している。冬の移籍マーケットが閉じるまでに、選手を獲得する可能性は常にある。我々は、3つのタイトルを争うために最善を尽くすだろう」と、現時点でトーレスの獲得は視野に入れていないとしながらも、復帰の可能性は否定しなかった。

 ミランがレンタルバックを望んでいるとされるチェルシーは、ジョゼ・モウリーニョ監督が「不可能なことだ。我々にスペースはない。チャンピオンズリーグやプレミアリーグのいずれにおいても、登録リストに空きはないんだよ」と、同選手の復帰を否定。ウルグアイ代表FWルイス・スアレスを放出し、イングランド代表FWダニエル・スタリッジが負傷により離脱するなど、リーグ戦で苦戦を強いられている古巣リヴァプールが新たな移籍先候補として報じられていた。

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