622日ぶりのゴールに歓喜するエル・シャーラウィ「家族に捧げたい」

ステファン・エル・シャーラウィ

先制点を決めたミランのFWエル・シャーラウィ(右)[写真]=Getty Images

 セリエA第11節が8日に行われ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはサンプドリアと対戦し、2-2で引き分けた。

 同試合で、先制ゴールを挙げたステファン・エル・シャーラウィが今シーズン初ゴールを振り返り、喜びのコメントを残した。クラブ公式HPが伝えている。

 エル・シャーラウィがネットを揺らしたのは実に622日ぶりとなる。最後にリーグ戦でゴールを決めたのは2013年2月に行われたインテルとの“ミラノ・ダービー”。エル・シャーラウィは「重要かつ素晴らしいゴールだった。得点からは長い間遠ざかっていたから、これで僕も落ち着くことができる」とコメント。ゴールを決めた直後は、うずくまり余韻に浸る場面もあった。

「このゴールは家族に捧げたい」と喜びを語るエル・シャーラウィは、同時に悔しさも滲ませた。

「ゴールには満足しているけれど、やはり勝利の方が良かった。僕らは全力を尽くしたが、今年のサンプドリアは強い。最後は10人になり、少し疲れていた。だけど、もっとできることがあったかもしれない。自分のゴールもまだ足りないし、前を向く必要がある」

 同試合には、イタリア代表のアントニオ・コンテ監督も視察に訪れた。エル・シャーラウィは、「彼が満足してくれ、招集されることを願うよ」と述べている。

 インターナショナルウィーク明けの次節は、DF長友佑都が所属するインテルとの“ミラノ・ダービー”を迎える。同選手は「ダービーの準備をしよう。2週間後、監督の信頼に報いることができることを願っている」と話し、大事な一戦で勝利を手にすると誓った。

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