ユーヴェでの喜びを語るエヴラ「ユナイテッドのエヴラはもう過去」

カルロス・テベス,パトリス・エヴラ

マンチェスター・U時代からのチームメイトであるテベス(左)の助けを借り、活躍を誓うエヴラ(右) [写真]=Getty Images

 ユヴェントスに所属するフランス代表DFパトリス・エヴラが新チームに加入してからの感想を語った。18日、クラブ公式チャンネル『ユヴェントスTV』がコメントを伝えている。

 今夏、2006年から約8年間を過ごしたマンチェスターを去り、セリエA初挑戦となったエヴラは「マンチェスターを出たのは個人的な問題だった。そして僕が望んだクラブはユーヴェだけだ。ここには偉大な歴史があり、多くの目標がある。(前ユヴェントス監督のアントニオ・)コンテが熱心に何度も電話をくれたよ。今はクラブの一員になれてとても幸せだ。素晴らしいクラブでプレーを続けられるし、(マンチェスター・Uと)全く違うということはないよ」と両クラブが歴史や環境面でも同様に偉大であると語った。

 ユヴェントスでのトレーニングについて「本当に大変だった。もしかしたら人生で一番きついトレーニングをしているかもしれない。ユナイテッドのエヴラはもう過去なんだとみんなに覚えておいてほしい。僕はここで全力を尽くすし、監督の話を常に聞くよう心掛ける」と厳しくもやりがいを感じていることを明かしている。

 加入決定後の監督交代については「(マッシミリアーノ・)アッレグリは戦術に長けた監督だ。細かい戦術的な指示も多い。コンテはもっと気持ちで引っ張っていくタイプだと思っている」と両監督の特徴の違いを話した。

 またポジションについて問われると「僕は監督じゃないけど、4バックか3バックかは関係ない。問題は気持ちを込めて、やりたいプレーを出来ることだ。ユヴェントス・スタジアムが熱狂的で素晴らしい雰囲気なことに驚かされた。もしかしたらオールド・トラッフォードの方がすごいかもしれないが、ここではみんなが支えてくれて、家のように感じることが出来るよ」とシステムにかかわらず、サポーターのために気持ちを込めたプレーを見せることを約束している。

 チームメイトで同じフランス人のMFキングスレイ・コマンとマンチェスター・U時代から非常に仲の良いFWカルロス・テベスについて「コマンは素晴らしい才能を持っている。道を外れなければクリスティアーノ・ロナウドと同クラスの選手になれる。彼のお父さんに世話役を頼まれたよ。テベスは成熟していたね。よりチームのために闘っている。まさにライオンだよ。彼はいつも僕を助けてくれている」と両選手が高いレベルであることを称えた。

 ユヴェントスは20日にセリエA第3節、アウェーで日本代表MF本田圭佑が所属するミランと対戦する。同試合に向けて「すべての試合が難しい戦いになると思う。でも僕らはユーヴェだ。契約書にサインした時、こういう試合でプレーすることを待ちわびていた。アウェーに乗り込むけど、すぐに僕らの価値ある姿を見せられるよ」と意気込みを語っている。

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