ユーヴェの新星、開幕戦出場の18歳コマン「ポグバ以上の活躍を」

コマン

セリエA開幕戦に出場したユヴェントスMFコマン(右) [写真]=Getty Images

 ユヴェントスの新星、U-21フランス代表MFキングスレー・コマンが、セリエA開幕戦での出場が予想外だったと明かした。イタリア紙『トゥットスポルト』が7日に報じている。

 1996年生まれ、18歳のコマンはパリSGの下部組織出身。2013年にトップチームに昇格したが、今年7月にユヴェントスへの移籍を決断した。コマンは、「パリSGでは、若手は少しチームの計画から外れているように思える。自分が退団に近づいた時になってようやく、僕の価値を考えてくれた」と、古巣パリSGでの自身の扱いに不満を示したうえで、ユヴェントスでのプレーについて以下のように語った。

「ユヴェントスでは若手も(試合に)出場できて、トッププレーヤーと若手の間に区別はないが、プロフェッショナルとしての競争はある。ユーヴェは偉大なクラブだよ。とても素晴らしい歓迎をしてもらった。僕は名前が売れているわけではなかったから、これほどの歓迎を受けるとは一度も思っていなかったよ。それに、セリエAの初戦で先発できるとも思っていなかった。この性格のおかげで、びびることはなかった。落ちついてプレーできたよ」

「言葉は重要だが、その後に結果がついてこなければならない。5年契約とは、意味のない言葉だ。もし明日プレーできなくなれば、この契約の意味はない。いずれにしろ、パリSGの頃よりは、出場機会を得られるだろうけど、もちろんこれで満足しているわけではないよ。2カ月後になって初めて、良いスタートだったと言うことができるだろう」

 そして、同胞の先輩プレーヤーであるフランス代表MFポール・ポグバについては「どの選手もそれぞれの道があるものだけれど、ポグバが見せてきた道のりと比較されるのも正しいものだ。だが、もしできることなら、ポグバが見せてきたもの以上を僕は見せたい。例え、時間が必要だとしてもだ」と、今後の活躍に意気込みを示している。

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