完敗のインテル指揮官、2失点目を悔やむ「あまりにも軽率な形」

マッツァーリ

マッツァーリ監督がユヴェントス戦を振り返った [写真]=Getty Images

 セリエA第22節が2日に行われ、ユヴェントスと日本代表DF長友佑都の所属するインテルが対戦。3-1でユヴェントスが勝利を収め、ホームで11連勝となった。インテルはリーグ戦5試合勝ちなし。なお、長友はキャプテンとしてフル出場を果たした。

 試合後、インテルのヴァルテル・マッツァーリ監督が敗戦を振り返った。クラブの公式HPがコメントを伝えている。

 マッツァーリ監督は、「私としては、あの形で2点目と3点目を許したことが悔しい。0-1の時点では、試合を立て直す可能性が十分にあった。それまで、相手に大してチャンスを与えていなかったし、ユヴェントス特有の序盤での激しいプレスも、後半に入れば弱まるだろうと計算していた。しかし、あまりにも軽率な形であの2点目を許してしまったんだ。単にボールをクリアすれば済むことだったんだ。あの失点がなかったら、巻き返しも考えられたはずだ」と、2点目の失点を悔やんだ。

 そして試合を振り返って、「今日は戦術的にはシンプルな試合だった。堂々とした一対一の勝負、真っ正面からのぶつかり合いだったからね。このような試合では、個人のクオリティや図太さが決め手になる。普段から勝利に慣れている選手の違いが出るんだ。例えばユヴェントスは今日、2得点を混戦の中から決めている。そのような場面での図太さが違うんだ。個々の選手で言えばそうだが、例えばポゼッションの面では、今日の我々は決してユーヴェに引けを取っていなかったけどね」と、コメント。「細かい点に最大の注意を払わないといけない。ユヴェントスの姿勢を見れば、最高の闘争心で試合に臨んだのが明らかだ。我々にもチャンスはあった。とにかく、我々はこの調子で続けて、ミスを把握して修正していく。まだ課題はたくさんあるが、プレー内容や戦術面でのアプローチはそれなりに良い。私としては、特に若い選手たちを成長させようとしているところだ。これは成長のシーズン、いろいろな要素を検討するシーズンなんだ。とにかく試合に勝って、この流れを変えるようにしたい」と、今後を見据えた。

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