ミランへの復帰が噂されていたカカ [写真]=ムツ カワモリ
ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は21日、レアル・マドリード所属のブラジル代表MFカカの獲得交渉が決裂したことを明かした。シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は、カカの獲得交渉について、「楽観的」と自信を見せていたが、交渉は失敗に終わった。
イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、「金銭的な問題により、交渉は破談に終わった」とのガッリアーニ氏のコメントを掲載。また、同氏は税率の違いについて言及している。
「できる限りの努力をしたし、交渉はうまくいっていた。しかし、税金の問題から獲得を断念するしかなかったんだ。ある国では税率が24パーセントであるのに対し、もう一方の国の税率は47から48パーセントだ。これは普通のことではないだろう」
カカは2003年にサンパウロからミランに移籍。2009年にはレアル・マドリードに移籍したが、今シーズンはリーグ戦の出場が7試合にとどまっており、移籍の噂が浮上していた。
[写真]=ムツ カワモリ