中高生向けにてアドバイスを送った長友と鳥谷
インテルに所属する日本代表DF長友佑都とプロ野球・阪神タイガースの鳥谷敬が25日、東京渋谷区のナイキ原宿でトークショーを開催。将来のプロを夢見る中高生のサッカー少年、野球少年にアドバイスを送った。
2012年の全日程を終えた長友は「インテルでの1年目にたくさんの経験をさせてもらって、今年はメンタル的にも落ち着いてプレーすることができた」とシーズン前半戦を振り返り、「夢は世界一になること、世界一のサイドバックになること。その夢をかなえるための手応えをつかんだ年」と総括。「(1年目とは)自信が違う。相手が2人で来ても、『かかって来い』と思える。一対一でも常に先手を取れるし、そこが変わった」と話す長友は中高生に向けて、メンタル面の重要性を繰り返した。
「結局はメンタル。自分の技術を1にするか、100にするかはメンタルで変わってくる。たとえ練習ですごいプレーができても、試合でその能力を発揮できない選手はたくさんいる。自分の実力をピッチで出すには、世界のトップになるにはメンタルが大事」
「(海外で戦うには)強い気持ちを持つこと。自分より大きい相手を見たときに、『すごいな』と思うか、『負けないぞ』と思うかで全く変わってくる」
「緊張感は常にあるけど、試合に入ったら『ミスしてもいいや』くらいの気持ちでやっている。チャレンジが大切だし、チャレンジした結果のミスは次につながる」
一方、鳥谷は「僕は『エラーしたら嫌だな』と考えながら練習している。野球は止まっている時間、考える時間が多いスポーツ。そこで自分の弱い部分が出るので、その弱い部分を認めて練習することで、いざ試合でそういう場面が来たときに『いつもと一緒だ』と思って平常心でプレーすることができる」と、平常心でプレーするためのコツを伝授した。