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大迫所属ブレーメン、残り1試合で38歳指揮官を解任…04年の優勝導いたシャーフ氏が暫定監督

2021.05.16

コーフェルト氏(左)が退任。後任はシャーフ氏(右) [写真]=Getty Images

 日本代表FW大迫勇也が所属するブレーメンが、フロリアン・コーフェルト監督を解任した。16日、クラブ公式サイトで発表した。

 暫定監督はトーマス・シャーフTD(テクニカル・ディレクター)が務めることも発表。アシスタントコーチのヴォルフガング・ロルフ氏に加え、現在のコーチングスタッフはクラブにとどまってシャーフ暫定監督をサポートする。なお、シャーフ暫定監督は、22日の最終節ボルシアMG戦、および出場の可能性があるプレーオフ2試合でのみ指揮をとることで合意している。

 ブレーメンは16日のブンデスリーガ第33節アウクスブルク戦で0-2の敗戦を喫し、入れ替えプレーオフ圏内の16位に転落。自動降格圏の17位ケルンとは勝ち点差「1」となっており、1979-80シーズン以来2度目となる2部降格が現実味を帯びている。この結果を受け、ブレーメンの経営陣は現地時間15日の深夜にコーフェルト監督の即時解任を決定した。

 現在38歳のコーフェルト氏は、2009年にブレーメンの下部組織でコーチ業をスタートさせ、クラブ内でステップを積み重ねる。2017年10月からトップチームの暫定指揮官を務め、同年11月から正式監督に就任した。1年目の2017-18シーズンは11位、2年目の18-19シーズンは8位でフィニッシュ。昨季は16位でシーズンを終えてプレーオフに回ったが、得失点差で相手を上回って辛くも残留を勝ち取った。今季はシーズン途中まで中位につけていたものの、第25節から第31節にかけては7連敗を喫し、徐々に降格圏へと近づいていった。

 現在60歳のシャーフ暫定監督は、1987年にブレーメンの下部組織で監督キャリアをスタート。1999年から2013年にかけてブレーメンのトップチームを率い、2003-04シーズンにはブンデスリーガとDFBポカールのダブルを達成した。その後はフランクフルトやハノーファーでの指揮を経て、2018年夏にブレーメンのTDに就任していた。

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