ベンチスタートだった鎌田大地(左)と長谷部誠(右)[写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第27節が23日に行われ、MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトはアウェイでバイエルンと対戦した。前節先発だった鎌田はベンチスタートで、71分に途中出場。前日に契約延長が発表された長谷部はベンチスタートで出番は回ってこなかった。
試合は、首位のバイエルンが立ち上がりから主導権を握り、11分にロベルト・レヴァンドフスキがCKのこぼれ球を左足ダイレクトで叩き、12分にはエリア内に飛び出したイヴァン・ペリシッチがダイレクトボレー。14分には、ベンジャマン・パヴァールが至近距離からヘディングシュートを放ったが、どれもフランクフルト守護神のケヴィン・トラップの好セーブに阻まれる。
それでも、バイエルンは17分、トーマス・ミュラーが左サイドからクロスを入れると、遅れてエリア内に走り込んだレオン・ゴレツカが右足ダイレクトでゴール右隅にシュートを突き刺し、均衡を破った。さらに41分には、アルフォンソ・デイヴィスがアーリークロスを入れると、エリア内へ飛び出したミュラーが押し込んで追加点を挙げた。
2点リードで折り返したバイエルンは後半開始直後の46分、キングスレイ・コマンがエリア右へ抜け出してクロスを上げると、レヴァンドフスキがダイビングヘッドで合わせて、リードを3点に広げた。
3点を追いかけるフランクフルトは52分、右CKのセカンドボールをゴール前のマルティン・ヒンテレッガーが左足ボレーで叩き込んで1点を返す。さらに55分には、ヒンテレッガーが右CKを頭でゴール左隅に流し込み、怒涛の追い上げで1点差に迫る。
しかし61分、バイエルンはA・デイヴィスが相手の最終ラインまでボールを追いかけると、相手守備陣のミスを誘い、エリア内のルーズボールを押し込んでリードを2点に戻す。68分には逆にピンチを迎え、ミヤト・ガチノヴィッチに至近距離からフリーでシュートを打たれたが、これは守護神のマヌエル・ノイアーが好セーブで立ちはだかった。
フランクフルトは71分にセバスティアン・ローデとガチノヴィッチを下げて、ジブリル・ソウと鎌田を送り出す。バイエルンは74分、セルジュ・ニャブリがエリア左へ抜けてシュートを放つと、ヒンテレッガーのオウンゴールを誘って、3点差に戻した。
試合はこのまま終了し、フランクフルトは一時怒涛の反撃を見せたが、5失点で敗れて5連敗。バイエルンは6連勝で次節対戦する2位ドルトムントとの勝ち点差4をキープした。
次節、フランクフルトは26日にホームでフライブルクと対戦。バイエルンは同日にアウェイでドルトムントとの直接対決に臨む。
【得点者】
1-0 17分 レオン・ゴレツカ(バイエルン)
2-0 41分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
3-0 46分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
3-1 52分 マルティン・ヒンテレッガー(フランクフルト)
3-2 55分 マルティン・ヒンテレッガー(フランクフルト)
4-2 61分 アルフォンソ・デイヴィス(バイエルン)
5-2 74分 オウンゴール(マルティン・ヒンテレッガー)(バイエルン)
By サッカーキング編集部
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