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首位ボルシアMG、王者バイエルンに劇的逆転勝利!…43年ぶりの決戦制して首位堅守

2019.12.08

首位ボルシアMGが王者バイエルンを撃破 [写真]=Bongarts/Getty Images)

 ブンデスリーガ第14節が7日に行われ、ボルシアMGバイエルンが対戦した。

 勝ち点28で首位を走るボルシアMGと4ポイント差で4位につける王者バイエルンが激突。ボルシアMGが首位でホームにバイエルンを迎えるのは、実に43年ぶりのこととなった。

 試合はバイエルンが主導権を握り、立ち上がりから猛攻を見せる。ロベルト・レヴァンドフスキが13分にペナルティエリア左から右足でゴール右隅を狙い、16分にはFKで飛び出して右足ボレーを放ったが、どちらもわずかに枠を捉えず。

 さらに26分、トーマス・ミュラーがエリア中央からゴール右隅へシュートを打ったが、GKヤン・ゾマーの好セーブに阻まれる。直後の27分にはCKの流れからジョシュア・キミッヒがミドルシュート。ボールはGKの股を抜いてゴールに吸い込まれるかと思われたが、ラインを割る数センチのところでGKに阻止された。

 前半はバイエルンが15本のシュートを浴びせたが、得点には至らず。耐えるボルシアMGはシュート1本に終わった。

 試合は後半の立ち上がりに動いた。49分、エリア中央のミュラーが左へ浮き球パスを送ると、イヴァン・ペリシッチが反転しながら左足を振り抜き、シュートはGKゾマーの手を弾いてゴールに吸い込まれ、バイエルンが先制に成功した。

 だが、ボルシアMGも意地を見せる。60分、ヨナス・ホフマンの右GKからエリア中央でフリーになったラミ・ベンセバイニがヘディングシュートを叩き込んで、同点に追いついた。

 その後、両チームは勝ち越しを狙うが、なかなかスコアは動かず。だが、このまま終了かと思われた後半アディショナルタイム1分、ボルシアMGはカウンターでマルクス・テュラムがエリア左に進入すると、ハビ・マルティネスに倒されてPKを獲得。J・マルティネスは2枚目のイエローカードを受けて退場となった。

 後半アディショナルタイム2分、このPKをベンセバイニがゴール右隅に沈めて決勝ゴール。ボルシアMGが王者相手に劇的逆転勝利を収めて、首位をキープした。敗れたバイエルンは2連敗となった。

 次節、ボルシアMGは15日にアウェイでヴォルフスブルクと、バイエルンは14日にホームで日本代表FW大迫勇也が所属するブレーメンと対戦する。

【スコア】
ボルシアMG 2-1 バイエルン

【得点者】
0-1 49分 イヴァン・ペリシッチ(バイエルン
1-1 60分 ラミ・ベンセバイニ(ボルシアMG
2-1 90+2分 ラミ・ベンセバイニ(PK/ボルシアMG

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