「チームに謝罪したい」と語った原口 [写真]=Stuart Franklin/Bongarts/Getty Images
6日に行われたブンデスリーガ第28節ヴォルフスブルク戦に出場した原口元気が、試合後にメディアの前でコメントした。ドイツ誌『kicker』日本語版が9日に伝えている。
先週末に行われたヴォルフスブルク戦、リーグ最下位のハノーファーは奇跡の逆転残留に向けて幸先よく先制。しかしそのわずか2分後、身長187センチのDFケヴィン・ヴィマーが170センチのMFレナト・シュテフェンに空中戦で競り負け、ヘディングシュートでゴールを破られる。
試合後、ハノーファーのトーマス・ドル監督は「小柄な選手に対しては別の対応をしないと」と苦言を呈し、ヴィマー自身も「すぐに背後をカバーできるようにしたかったんだ。僕の動きはそこまでスピーディーではないから。でも、もちろんもっとうまくディフェンスしなくてはならなかった」とコメントしたことをドイツのサッカーメディア『SportBuzzer』が伝えた。
さらにオフェンス面でも、51分と58分に原口元気に絶好のチャンスが訪れたが、急きょクーン・カステールスの代わりにゴールマウスを守ったGKパヴァオ・ペルヴァンをかわすことも、またフリーのポジションにいたニコライ・ミュラーにパスを通すこともできずに2度の決定機を逃してしまう。
試合後、原口は「この敗戦は僕に責任があります」と肩を落とし、「チームに謝罪したいと思います」と続けた。
ハノーファーは、71分、78分に立て続けにチャンスをモノにされ、1-3で痛恨の逆転負け。攻守で致命的なミスを犯したチームは、入れ替え戦圏内となる16位のシュトゥットガルトと勝ち点差7ポイントでリーグ戦残り6試合を戦うことになった。