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宮市亮、GKと1対1の好機でPK獲得「チップキックでいこうか悩んだ」

2018.12.11

宮市亮がGKのファールを誘いPKを獲得 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮は、10日に行われたブンデスリーガ2部第16節のボーフム戦に2試合連続で先発出場。右サイドハーフで76分までプレーしPK獲得で3-1の勝利に貢献した。

 最大の見せ場が訪れたのは1-1で迎えた41分。宮市はサミ・アラギのスルーパスでペナルティエリア右に抜け出すと、相手GKのファールを誘ってPKを獲得した。「チームとしても裏を狙っていこうと話していたので、いい形でボールが出てきてPKになって良かった」。

 GKと1対1になった瞬間は「チップキックでいこうか悩んだ」とシュート意識があったものの、「ボールが滑って流れたので(GKを)抜こうかなと思った」。とっさの切り替えから最後の最後でGKの左足が絡み、「行ったら足がかかったので良かった」と振り返った。

 このPKはアラギがゴール右隅を狙ったシュートを相手GKにストップされたが、こぼれ球にいち早く反応したヘンク・フェールマンが押し込み勝ち越しに成功した。宮市は「ほんと決めてくれよって感じだった。でも点を取った選手がPKの前に『右に寄ってくれ』って言っていて、彼は外すのを感じていたみたい」と今シーズン6点目を決めたフェールマンの“嗅覚”を明かした。

 その後、宮市は69分にエリア内でクロスに飛び込み、直後に今度は自ら精確なクロスでフェールマンのシュートをお膳立てするなどチャンスに絡んだ。ゴールやアシストの数字こそつかなかったが、「試合を重ねていく内に、そういうのも自然についてくると思う。今はサッカーができていることが本当に嬉しい」とコメント。それでも決勝点につながったPK獲得で4試合ぶりの勝利に貢献し、「ここで勝っとかないとという順位だったので、本当に大きな勝ちだった」と喜んだ。

 4位をキープしたザンクト・パウリは次節、15日にホームでMF井手口陽介が所属する8位のグロイター・フュルトと対戦する。

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