ハノーファーに所属する浅野拓磨(写真は9月のニュルンベルク戦)[写真]=Getty Images
ハノーファーに所属するFW浅野拓磨が、12月1日に行われたブンデスリーガ第13節のヘルタ・ベルリン戦で、リーグ戦4試合ぶりにベンチ入り。ケガから復帰を果たしたが、最後まで出場機会はなく、10月30日に行われたDFBポカール2回戦のヴォルフスブルク戦以来となる1カ月ぶりの出場は叶わなかった。
ハノーファーは2点ビハインドで迎えた終盤に猛攻を見せたが、幾度のチャンスを決めきれず、0-2で敗戦。これで2勝3分8敗となり降格圏内の17位に転落した。ベンチで見守った浅野は試合後、「1人ひとりの自信のなさが、今のチーム状況にもつながっているのかなと感じている」と分析。
「今日もチャンスはありましたけど、やっぱり結果がすべてだと思う。逆転できるぐらいの決定的なチャンスもあったし、そういったところを決めるか決めないかだけで、次の試合で自信を持ってできるかどうか、チームの状況がいいのかどうか、雰囲気がいいのかどうかにつながってくる。それは結果がすべての世界だからこそ、良くも悪くも影響してしまうとは思う」
チームとしても個人としても何より結果が必要な状況なだけに、浅野はますます意欲を燃やす。「自分としては練習から自信をもってプレーできているし、今の状況でピッチに入ればやれる自信を持てているので、早く使ってくれという気持ちしかない」。
この日は日本代表の森保一監督らが試合を視察。サンフレッチェ広島時代の恩師を前にピッチでアピールできず、「選手としてはこの1日がチャンスだったりする。今日はそのチャンスをものにできなかった」と悔やんだが、「(前半戦の)残り4試合で結果を残していくしかない。今日の試合に出られなかったことも悔しいけど、前を向いてやるしかない」と切り替え。「監督はしっかり見てくれていると思う。1月の代表(アジアカップ)も絶対行きたいけど、そのためにはこのチームでやるしかないので、全力でやりたい」と意気込んだ。
ハノーファーは次節、12月9日にアウェイでマインツと対戦する。
By 湊昂大