ハノーファーに所属する原口元気(写真は前節ボルシアMG戦)[写真]=Getty Images
ハノーファーに所属する日本代表MF原口元気は、12月1日に行われたブンデスリーガ第13節のヘルタ・ベルリン戦に66分から途中出場。古巣との対戦だったが、得点に絡むことができず、チームも0-2で敗れた。
「すごく思い入れのあるチームとの試合だった」。2014年夏に欧州挑戦の第一歩を踏み出したヘルタ・ベルリンと初の古巣対決だったため、「対戦相手だけど、温かく接してもらえた。そういうチームに少しでも良いところ見せたかったし、良い試合をしたかった」といつも以上に気持ちが入ったが、「チームとしても、個人としても、ほぼ何も見せれなかったのは悔しい」と“恩返し”をできずに悔やんだ。
左サイドハーフで途中出場した原口は、積極的にボールに絡んで攻撃のリズムを作ろうと奮闘したが、ゴールにはつながらなかった。「ある程度、右サイド、左サイド、自由に動けた。(左サイドで)待っていてもチャンスにならないので、いろんなところに顔を出して。それくらいしないとちょっと変わらない部分もあるかなと思った」。
チームは完封負けを喫し2勝3分8敗で降格圏内の17位に転落。この危機的な状況に「監督は(ポジションを)いろいろ動くのは好きじゃないかもしれないけど、でも何かを変えたかった。それで結果が出れば良かったですけど」と自身の試行錯誤を明かし、「少なからずいろいろ変化はさせて、いろいろ試みたのは良かったかなと思う」と努めて前向きに語った。
ハノーファーは次節、12月9日にアウェイでマインツと対戦する。
By 湊昂大