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大ケガ乗り越えた宮市亮、サッカーのある日常を取り戻し「毎日が楽しくてしょうがない」

2018.10.23

デュイスブルク戦後にファンと交流する宮市亮 [写真]=Getty Images

 今はサッカーができるだけで嬉しい。「本当に毎日が楽しくてしょうがないんですよ」。2度の大ケガから復帰したFW宮市亮はそう言って充実感で溢れた屈託のない笑顔を見せた。

 宮市は9月21日に行われたブンデスリーガ2部第6節のインゴルシュタット戦で、1年4カ月ぶりにピッチへと戻ってきた。2度目の前十字じん帯断裂という悪夢を乗り越え、復帰戦でいきなり2年4カ月ぶりのゴールを決める鮮やかなカムバックを果たした。

 その1カ月後、4戦無敗と好調のチームですでにレギュラーの座を争うまでになった。10月22日の第10節デュイスブルク戦では2試合連続でスタメンを勝ち取り、復帰後3試合目の出場で右サイドから積極的にチャンスに絡んで生き生きとしたパフォーマンスを見せた。

 練習から激しいポジション争いをして、出場機会を勝ち取って、ファンの前でチームメイトとともに勝利のために戦う。そんな選手として当たり前のようにある日常を、宮市はやっと取り戻せたのだ。それが何より嬉しい。

「試合に出れていることが自分にとって大きなこと。1年前はようやく走りだしたところだったので、それを思うと本当に進歩しているなと思う。今は焦りはなくて、本当に毎日が楽しくてしょうがない。サッカーができている喜びを毎日噛み締めていて、今日もスタジアムに来てピッチに足を踏み入れると、鳥肌が立つような。いつもそんな感じですね」。

 ただ、待望の完全復活はもう少し時間がかかりそうだ。この試合の60分にはCKの流れから惜しいヘディングシュートを放つシーンもあったが、その着地で左足を痛めてしまい途中交代。一瞬悪夢も過ったが、本人は「ジャンプして着地した瞬間、ふくらはぎをつっちゃって」と笑い飛ばした。「60分、65分で足がつっているようではまだまだだと思う。試合もずっと遠ざかっていたので、ここからコンディションを上げていきたいですね」。

 そのためにも今は地道に積み重ねていくだけだ。「1つ1つ目の前の試合に100パーセントで臨めるように常に準備をすることだと思う。去年は全く試合に出ていないですし、出始めのところで焦らず、1日1日を大事にしてやっていきたいです」。サッカーができる日々を楽しみつつ、宮市が完全復活へと近づいている。

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By 湊昂大

Kota Minato イギリス大学留学後、『サッカーキング』での勤務を経てドイツに移住して取材活動を行う。2021年に帰国し、地元の広島でスポーツの取材を中心に活動中。

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