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新監督の信頼を取り戻した長谷部誠「一度外されてもう一回奮起した」

2018.10.01

ハノーファー戦フル出場の長谷部誠。「最後の1失点は非常に悔しい」と試合を振り返った [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第6節が9月30日に行われ、MF長谷部誠が所属するフランクフルトはホームでハノーファーに4-1で快勝。長谷部は3バックの中央でフル出場し、安定したパフォーマンスで開幕節以来となる5試合ぶり2勝目に貢献した。

 指揮官からの信頼を取り戻した。長谷部は今シーズン、ドイツ・スーパカップとDFBポカール1回戦の2試合でフル出場したが、リーグ戦が開幕すると状況は一転し、まさかの2試合連続ベンチ外。シーズン序盤から試合に絡めない苦境に陥ったが、それでもベンチに復帰した9月14日のドルトムント戦後には、「とにかく我慢しながら、来るチャンスをしっかりとつかみたい」と、出場機会がなくてもポジション奪還へ静かに闘志を燃やしていた。

 そのチャンスが来たのは9月20日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第1節のマルセイユ戦だった。4試合ぶりにピッチに立ち、2-1の勝利に貢献すると、その後のリーグ戦でも先発メンバーに選ばれ、今節のハノーファー戦で3試合連続のフル出場。この10日間での4連戦で存在価値を示し、アドルフ・ヒュッター新監督からの信頼を勝ち取った。

「出れなかった時も(ポジションを)取り返す自信はあった。もちろんマルセイユ戦で出来が良くなかったら、もしかしたらもう使ってもらえなかったしれない。それはこれまでのサッカー人生でそういう場面がいろいろとあったので、それをものにするか、しないかは大きかったと思う」

 ベンチ外の経験が闘志に火をつけた。「今シーズンの最初はあまり個人的にもコンディションがよくなかったし、ワールドカップ後から(試合への)情熱とかエネルギーという部分で少し問題を抱えていたと思う。(メンバーから)一回外されたことによって、もう一回奮起した部分もある」。

 情熱や信頼を取り戻した長谷部の役割はより大きくなりそうだ。ドルトムント戦後、長谷部は自身の立場をこう冷静に語っていた。「自分の強みは、走れて相手を潰せるというより、もっとボールを触ってチームを落ち着かせるところ。そういうところでチームはちょっとうまくいっていないなと感じていたので、もちろんチャンスを与えられれば、やれる部分もある」。

 その“強み”こそ今のチームで求められている。ハノーファー戦で快勝を収めながらも、長谷部は「自分が中盤で出ても、ディフェンスラインで出ても、自分のところでどうにかゲームを組み立てないと、ちょっと今のチームは厳しいかなというのは感じている」と課題を挙げた。「昨シーズンまでいた(ケヴィン・プリンス・)ボアテングとか(オマール・)マスカレルとか、組み立てられる選手がいなくなったので、やっていてちょっとチームが落ち着かないなとも感じている。自分がやらなければいけない仕事はまだまだ多いかなと思う」。新監督のもとでも、長谷部の活躍の場は整った。

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