ロシアW杯で活躍したパヴァール [写真]=Corbis via Getty Images
シュトゥットガルトに所属するフランス代表DFベンジャマン・パヴァールが、複数クラブからオファーを受けていることを示唆した。ドイツ誌『Kicker』日本語版が23日に報じている。
2018 FIFAワールドカップ ロシアにて、フランス代表の優勝に貢献したパヴァール。現在22歳の新星をめぐっては、来夏の移籍市場にて行使可能となる例外条項が契約に盛り込まれていることが指摘されており、他クラブへの移籍が既定路線とみなされている。注目を集めているのは、移籍のタイミングが今夏なのか来夏なのかという部分だ。
去就に注目が集まっているパヴァールはフランス紙『レキップ』に対し、「これからも全てを獲得していきたい。ワールドカップもチャンピオンズリーグも、全てのトロフィーを手にしていきたいんだ」とコメント。さらなるタイトル獲得に意欲を示し、「多くのクラブが求めてくれている」ことも明かした。
パヴァールは現在22歳。昨年11月にフランス代表デビューを果たすと、2018 FIFAワールドカップ ロシアのメンバーにも選出された。先月30日に行われた決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン代表戦では、1-2と逆転されて迎えた57分に鮮やかなボレーシュートで同点ゴールを記録。4-3と打ち合いを制した一戦で勝利に貢献してみせた。
今月4日付の『Kicker』日本語版によれば、パヴァールとシュトゥットガルトの現行契約は2021年まで残っているものの、移籍金3500万ユーロ(約45億1000万円)以上の提示があった場合、2019年夏の移籍市場で他クラブへ加入できるという条項が盛り込まれているという。
パヴァールは「『チャンピオンズリーグでプレーしたい』と常に口にしてきた。今夏にシュトゥットガルトを後にしたいという意味ではないけど、全ての関係者にとって満足のいくものであれば、それを活かさない手はないだろう?」と、今夏に新天地を求める可能性を否定していない。
なお、移籍先として有力視されているのはバイエルン。2018-19シーズン終了後に加入することで合意済みとの報道もあるが、果たしてどのような決着を迎えるだろうか。
By kicker日本語版