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ダービー勝利の鍵はHSV伊藤達哉? シャルケ監督が語るドルトムント完封の理由

2018.04.16

シャルケ戦で相手守備陣を翻弄し勝利に貢献した伊藤達哉 [写真]=Getty Images

 シャルケを率いるドメニコ・テデスコ監督が、15日に行われたブンデスリーガ第30節で宿敵ドルトムントに2-0で勝利した要因を明かした。それには、日本人選手の活躍が絡んでいたようだ。

 伝統の“ルール・ダービー”で2014年9月27日以来の白星を挙げたシャルケ。無失点での勝利は、DF内田篤人(現・鹿島アントラーズ)が加入する前の2009年9月26日(アウェイで1-0勝利)以来で、約9年ぶり。2点差以上をつけての勝利は、2007年8月18日(ホームで4-1勝利)までさかのぼることになり、約11年ぶりの快挙となった。

 テデスコ監督は試合後の会見で、前節ハンブルガーSV(HSV)戦での敗戦から戦術的な修正をしたことが、ダービーでの勝利につながったと分析した。「HSV戦と同じようなプレーをしていたら勝ち目はなかった。前節はカウンターを受けるシーンが多すぎた。攻め上がっても、後方が押し上がらずに、ボールを失った後に大きなスペースを与えてしまっていた」。なかでも、キレのあるドリブルを見せたU-21日本代表FW伊藤達哉には苦しめられたことを認めている。「そのスペースを、イトウのような選手に与え、攻撃を加速させ、活躍させてしまった」。

 前節は伊藤に活躍を許して敗戦を喫したが、それを糧にすぐさま修正を施したという。「今日の相手はドルトムントだ。(クリスティアン・)プリシッチや(マキシミリアン・)フィリップ、そして(マルコ・)ロイスのような選手たちに、前節のような大きなスペースを与えていたら、致命的だったに違いない。前節で浮き彫りになった課題をすぐに改善できて安堵している」。

 試合後、宿敵撃破に導いたテデスコ監督は、ファンたちが待つゴール裏の高台に招待され、音頭を取りながらファンたちと一緒に喜びを分かち合った。だが、32歳の指揮官は慣れない状況に戸惑っていた本音も漏らしている。「本当は高台に上がるのを拒否していたが、スタジアムが白けてしまうのを感じたので上に上がったんだ」と照れた表情を見せていた。

 2014-15シーズン以来のチャンピオンズリーグ出場権と、“ルール地方ナンバーワン”の座に向けて大きく前進したシャルケ。18日には日本代表MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトとのDFBポカール準決勝が控えている。ダービーを制してつかんだ追い風に乗って決勝進出を目指す。

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