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浅野拓磨、W杯イヤー初戦は「恥骨炎」で欠場「自分はできると言ったけど…」

2018.01.14

ヘルタ戦を負傷欠場した浅野。チームの6戦ぶり白星には「純粋に勝ててよかった」と喜んだ [写真]=VI Images via Getty Images

 ワールドカップイヤーの重要な初戦は負傷欠場を余儀なくされた。シュトゥットガルトのFW浅野拓磨は、13日に行われたブンデスリーガ第18節のヘルタ・ベルリン戦でメンバー外となり、試合後に「キャンプを終えて恥骨炎になって、今回は大事をとってメンバー外と言われました」と欠場理由を明かした。

「キャンプでの疲労」が原因だったという。浅野は合宿地スペインから帰国した翌日にチーム練習を欠席。その後は軽めのメニューとなり、「試合前日の時点でメンバー外は分かっていた」。それでも、「練習をやっていると違和感はあるけど、やれなくはないので、やりながら治していく感じです」と深刻ではないことを明かした。

 サンフレッチェ広島時代の2014年6月には左恥骨を疲労骨折しており、「その影響もあったと思う」と自ら指摘。続けて「骨折もオフ明けになっていた」と当時を振り返り、今回のケガについても「オフやオフ明けのトレーニングの仕方に影響があると思う」と分析している。

「キャンプで午後オフのときに1人でトレーニングをしていた。自分のためになると思ってやっていたけど、それが(ケガに)影響した可能性もある。自分の体と相談しながらやっていく部分はまだまだ未熟だなと感じる。オーバーワークをしているつもりはないけど、実際に体に出ているので、考えながらやっていなかいといけない」

 ロシアW杯出場が懸かった勝負のシーズン後半戦。初戦を欠場したことで当然ながら焦りも滲ませた。「W杯から逆算したときに今日の試合はすごく重要だった。1日1日がどれだけ大事かは今までの経験から分かっているので、今回この1試合を失ったのは痛い」。そのため、監督にも「自分はできると言った」と出場意欲を伝えていたという。

 しかし、無理をすれば恥骨炎の症状が悪化し、数カ月の離脱を強いられる可能性もある。本人もそれを理解しているようで、「(痛みを)我慢していたらどうなっていたかを考えると、(欠場を)ポジティブに捉えていくしかない。メンバー外になった時点で、次の試合に向けていい準備をして、より良い状態に持っていかないといけない気持ちになった」と潔く切り替えて前を向いた。

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