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独連盟、昨季引退のラーム氏を“名誉主将”に…会長「選手・人間として偉大」

2017.12.08

昨シーズン限りで現役を引退したラーム氏 [写真]=TF-Images/Getty Images

 ドイツサッカー連盟(DFB)は昨シーズン限りで現役を引退した、元バイエルンの元ドイツ代表DFフィリップ・ラーム氏に「名誉主将」の称号を贈ることを決定した。ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えている。

 DFBは、フランクフルトにて特別ミーティングを開き、そこで新たに設置するアカデミー、4部相当のレギオナルリーガの改革、そして基本規約に関することなど、この日訪れた263名の代表者らと共に、将来に関する様々な項目について話し合いを行った。

 さらにこの日は、ラーム氏に対して、「名誉主将」の称号を贈ることを決定。ラインハルト・グリンデル会長は、「彼はサッカー選手としても、人間としても偉大な人物だ。常に明確な意見を述べ、そしてその言葉を忠実に守ってみせる。フィリップ・ラームは素晴らしいスポーツ選手であり、チームプレイヤーであり、そして社会奉仕にも積極的に取り組む人間だ。今回の決断は2014 FIFAワールドカップ ブラジルにて見事なキャプテンシーを見せたから、というだけではない」と、理由について説明している。

 ちなみにこれまでこの栄誉を受けた選手は1958年のフリッツ・ヴァルター氏、1972年のウーヴェ・ゼーラー氏、1982年のフランツ・ベッケンバウアー氏、2001年のローター・マテウス氏、そして昨年のユルゲン・クリンスマン氏などそうそうたる顔ぶれ。ヴァルター氏は1954年、ベッケンバウアー氏は1974年に、マテウス氏は1990年に、そしてラームは2014年にそれぞれ、主将としてW杯制覇を達成している。

 ラーム氏は今夏、現役生活にピリオドを打った。キャリアのなかではブンデスリーガ制覇8度、DFBポカール杯優勝6度、そしてチャンピオンズリーグとFIFAクラブワールドカップでそれぞれ頂点に立ち、昨季は年間最優秀選手賞を初受賞する形で最後のシーズンを締めくくった。

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