低迷するケルンの新マネージャーに就任した フェー氏 [写真]=Bongarts/Getty Images
ケルンは10月に辞任したヨルグ・シュマッケ氏の後任として、アルミン・フェー氏を取締役として迎え入れることを発表した。ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えている。
現在56才のフェー氏はシュトゥットガルト、ハンブルガーSV、ヴォルフスブルク、フランクフルトなど、主に監督としてこれまでキャリアを重ねてきた人物。しかしケルンのシュピナー会長は「この役職に求めていたこと全てを兼ね備えた人物だ。大きな成功と経験を持ち合わせており、危機的状況に際したこともある」と高く評価していることを明かした。
「コミュニケーション能力とリーダーシップに長け、ケルンに非常にマッチした人物だと思うよ。それにアレクサンダー・ヴェーレ代表とは、シュトゥットガルト時代に共に仕事をした仲でもあるんだ」
「フェー氏を説得できたことは、ケルン再建に向けての一つのシグナルを示せたように思う。好影響をもたらすものだよ」
一方、2020年までの契約を結んだフェー氏は「ケルン首脳陣との話を聞き、私は興奮を覚えたよ。大きなチャレンジであると同時に、伝統あるクラブでの素晴らしいチャンスを得たと思った。週末(10日)の(ブンデスリーガ第15節)フライブルク戦では、勝利を飾って良いシグナルを送れればと思っている」と、クラブ公式HPで発表している。
同氏は現役引退後、1987年に下部リーグのBCハーレキン・アウグスブルクにて取締役としてのキャリアに就いた。しかしその後1990年からは指導者の道を歩んでおり、2006-07シーズンにはシュトゥットガルトにてリーグ制覇を達成している。
By kicker日本語版