オーバメヤンは“規律上の理由”でシュトゥットガルト戦メンバー外となった [写真]=TF-Images via Getty Images
ドルトムントのガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンは規律上の理由により、17日のブンデスリーガ第12節シュトゥットガルト戦でメンバー外という処分を下されたが、原因は遅刻の他にもあったようだ。ドイツ紙『ビルト』が17日に伝えた。
その原因は、報じられていた20分の遅刻を大幅に上回る35分の遅刻であったこととともに、15日にクラブに無断で行われたCM撮影にあったようだ。
同紙によれば、レッドブルと契約を結んでいるフリースタイルサッカーのフランス人選手、ショーン・ガルニエのCMに無断で協力したことが問題となっている。ドルトムントでは、試合の2日前から個人契約のCM撮影が禁止されている。オーバメヤンは16日のトレーニング後に3時間もの間グラウンドに残り、カメラスタッフたちとともに撮影に協力していたという。
オーバメヤン自身もインスタグラムで、その様子の写真をアップしており、それによってますますクラブの怒りを買ってしまっているようだ。
レッドブルは直接優勝を争うライプツィヒの実質オーナーのスポンサーであり、無断でレッドブルのロゴ入りキャップやトレーニングスーツを着るガルニエと、ドルトムントの練習着を着るオーバメヤンがともに映ることは、スポンサーやサポーターに配慮しなければならない経営陣にとっては好ましいことではない。
こういった行動を受けて、同紙はチームから徐々に隔離され始めているとも伝えているが、真相は定かではない。単なる軽率な行動なのか、それとも移籍を暗に示唆する挑発なのか……。クラブは当面、組織の内外の騒動に悩まされそうだ。
By サッカーキング編集部
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