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二度にわたる立ち上がりの失点を悔やむ酒井「気の緩みと言うほかない」

2017.10.15

敗れたマインツ戦を振り返った酒井高徳 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第8節が14日に行われ、武藤喜紀が所属するマインツと酒井高徳、伊藤達哉が所属するハンブルガーSV(HSV)が対戦した。

 左サイドバックとしてスタメンで起用された酒井はフル出場を果たしたが、HSVは2-3でマインツに敗戦。ここまでリーグ戦8試合で2勝1分5敗と苦戦が続く中で、試合後には「上手くいかないというか、自分たちで崩してしまった。むしろ、上手くいっていたと思うし。立ち上がりで二度も失点してしまったのが完全に気の緩みだと思うし、そう言うほかないと思う」と語り、内容に手応えを感じながらも自滅に近い形で試合を落としてしまったことを悔やんでいた。

 HSVは試合開始早々の3分に先制点を奪われるも、9分にワラシのゴールで同点に追いついた。しかし、52分と58分に立て続けに失点を喫すると、後半アディショナルタイムにPKで1点を返すのがやっとだった。

 この試合展開について酒井は「前半取り返して、自分たちのリズムでサッカーができていて、チャンスもあった。それを後半に(前に)出ていくってところで中盤で股抜きをやろうとしてボールを取られて、カウンターを食らってコーナーで…っていう。やっぱり、どちらに転がるかわからない試合で、ああいった軽いプレーが出てしまえば当然難しくなってしまう」と話し、ミスからビハインドを背負ったことで試合をより厳しくしてしまったと分析した。

「ブンデスで毎回相手がリードした状態でサッカーするっていうのは簡単じゃないし、労力をすごく使う。3点目はキーパーのミスというのはあったとしても、やっぱりその後が問題ですよね。前半はあれだけみんなボールを欲しがって回していたのに、誰もボールを欲しがらなくなった。急に自分がミスしたくないとか疲れているとか、そんな雰囲気を出し始めるとチームとして機能しなくなってしまう」

 酒井は言葉の端々にチームの主将を任されているという責任感をにじませながらも、なかなか歯車が噛み合わない現在の状況に苦慮している様子もうかがわせた。次節は王者バイエルンをホームに迎えての一戦となるが、強敵相手に浮上のきっかけをつかむことができるだろうか。

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