今夏パリ・サンジェルマンに移籍したムバッペ [写真]=Getty Images
今夏にモナコからパリ・サンジェルマン(PSG)へと移籍したフランス代表FWキリアン・ムバッペ。将来を嘱望されているフランス期待の若手FWは、いまから約3年ほど前、2014-15シーズンの冬にライプツィヒへ入団間近にあったようだ。ドイツ誌『kicker』日本語版が12日に伝えた。
ライプツィヒのスポーツディレクターを務めるラルフ・ラングニック氏は、ドイツ紙『ビルト』に対し、「ほとんど獲得できるところまでいっていたんだ」とコメント。当時ライプツィヒはまだブンデスリーガ2部で戦っており、一方のムバッペはまだモナコでトップチームデビューを果たす前のユース選手だった。
「しかし、問題となったのは、その時にアレクサンダー・ツォルニガー氏を解任していて、将来が不透明になっていたことだったんだよ」と説明。「そこでキリアンの父からは、もしも私が監督をするのであれば加入する用意があると言ってくれたんだ。しかし、そのことを移籍期限までに約束することができなかったんだよ」と言葉を続けている。
最終的にライプツィヒは、シーズン終了までアヒム・バイアーロルツァー氏を監督に立てて戦ったが、1部昇格を逃したことからその夏よりラングニック氏が監督を務める結果となった。
一方のムパッペは、2015年12月にモナコにてトップチームデビューを果たし、翌16-17シーズンにはチャンピオンズリーグ4強進出に大きく貢献するなど注目を集め、今夏には移籍金1億8000万ユーロ(約240億円)という大金でパリ・サンジェルマンへと加入している。
By kicker日本語版