ヘルタ・ベルリンに所属する原口元気 [写真]=City-Press via Getty Images
去就が不透明なままのヘルタ・ベルリンMF原口元気。19日のブンデスリーガ開幕戦に後半途中出場したが、試合後は言葉が少なく、移籍についても「特に話すことはない」と言うにとどまった。
ヘルタはブンデスリーガ開幕節で、日本代表FW浅野拓磨が所属するシュトゥットガルトをホームに迎えた。今夏退団が噂されていた原口の“後釜”とも言われていた新加入のオーストラリア代表FWマシュー・レッキーが2ゴールを挙げる活躍を見せ、2-0の白星発進を飾った。
ベンチスタートだった原口は76分からコートジボワール代表FWサロモン・カルーに代わって途中出場。だが、短い時間でほとんどボールに絡むことができず、本人も「ボール触ってないんで」とコメント。それでも、「自分がやることをやるだけ。いつチャンスが来るか分かんないので」と前を向いた。
原口は今夏、ヘルタとの契約延長を断り、プレミアリーグ昇格を果たしたブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンに移籍する噂が浮上。だが、その後は進展がなく、ドイツ紙『ビルト』は今月7日に「出ていくことを許されている」としつつ、「真剣なオファーは届いていない」と報じていた。
ついにブンデスリーガ開幕を迎えたが、原口は移籍について「常にチームには集中しているんで、特に話すことはないです」とだけ語り、去就は未だに不透明なままのようだ。
移籍市場が閉まる31日には、2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選のオーストラリア代表戦が控えている。原口は勝てばW杯出場が決まる大一番に向けて、「コンディションは良いです。(身体は)良いと思います」と語っているだけに、去就に決着をつけてすっきりした状態で臨んでほしいものだ。