ドルトムント、無断欠席&音信不通のデンベレを処分…独杯1回戦欠場へ

デンベレ

練習を無断欠席したデンベレに処分が科された [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは10日、トレーニングを無断で欠席したフランス代表FWウスマン・デンベレに、今週末までの一時的な活動停止処分を科すことをクラブ公式サイトで発表した。

 バルセロナへの移籍が噂されているデンベレは、10日に行われた午前のトレーニングを無断欠席。ピーター・ボス監督は「正直、その理由は分からない。彼に連絡を取ろうと思ったが、彼との連絡は取れなかった。何も酷いことが起きてないことを願っている」と話し、音信不通の状態だと明かしていた。

 デンベレの行方不明について、フランス紙『レキップ』はバルセロナに向かっていて、長期契約へのサインが間近だと報道。だが、ドイツ誌『kicker』によると、ドルトムントは同日に声明を出し、バルセロナとの話し合いの結果、提示された条件がデンベレの価値に合ったものではなかったため、オファーを拒否したという。「現時点ではデンベレがバルセロナに移籍する可能性は低いでしょう」とコメントしている。

 この騒動を受け、ヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は「ウスマン・デンベレは妥当な理由なしにトレーニングを欠席した。彼は意識的にこの行動に出た。もちろん、クラブはこの不適切な行動に処分を科す」と説明。「監督と話し合った結果、今週末のカップ戦後まで練習や試合出場などの活動を禁止する」と明かした。そのため、同選手は12日に行われるDFBポカール1回戦のリーラジンゲン・アーレン(6部)戦を欠場することが決まった。

 なお、ツォルクSDは「彼はドルトムントにいる。正反対のことを言っている報道と違ってね」とコメントし、バルセロナへ向かったとの報道を一蹴している。

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