バイエルンがドイツ・スーパーカップ連覇を達成した [写真]=Bongarts/Getty Images
ドイツ・スーパーカップが5日に行われ日本代表MF香川真司が所属するドルトムントとバイエルンが対戦した。
DFBポカール覇者のドルトムントと、ブンデスリーガ5連覇王者のバイエルンによるシーズン開幕を告げる一戦。ピーター・ボス新監督を迎えたドルトムントはピエール・エメリク・オーバメヤンやウスマン・デンベレ、新加入のダン・アクセル・ザガドゥとマフムド・ダフードらがスタメン入り。香川、ラファエル・ゲレイロ、マルコ・ロイスらが負傷欠場で、今夏に実戦復帰したばかりのマリオ・ゲッツェもメンバー外となった。
一方のバイエルンも負傷者が多く、新主将のマヌエル・ノイアー、アリエン・ロッベン、ジェローム・ボアテングらに加え、そして新戦力のハメス・ロドリゲスも欠場。先発メンバーにはトーマス・ミュラーやフランク・リベリー、新加入のセバスティアン・ルディとコランタン・トリッソなどが名を連ねた。
試合が動いたのは11分、ドルトムントが先制に成功した。クリスティアン・プリシッチが相手最終ラインのハビ・マルティネスからボールを奪うと、そのままペナルティエリア内に持ち上がり、フリーで右足シュートをゴール右隅に沈めた。
だが、バイエルンは18分、ジョシュア・キミッヒがルディからの浮き球パスで右サイドを抜け出し、エリア内でグラウンダーのクロスを供給。ゴール前に走り込んだロベルト・レヴァンドフスキが右足で合わせて同点に追い付いた。キミッヒのオフサイドを巡ってビデオ判定が行われたが、ゴールはそのまま認められた。
試合は1-1のまま折り返し、再びスコアが動いたのは71分。ドルトムントは、オーバメヤンがデンベレのスルーパスで抜け出し、エリア内右で相手GKの位置を見て冷静にループシュートを沈めた。
しかし、終了間際の88分、右サイドからのFKでルディがボールを送ると、中央のニクラス・ズーレが頭で合わせるが、クロスバーに直撃。こぼれ球の攻防によりゴール前で混戦となると、最後はキミッヒのシュートがウカシュ・ピシュチェクに当たってゴールに吸い込まれた。再びビデオ判定となったが、得点は認められ、オウンゴールによりバイエルンが土壇場で追い付いた。
試合はこのままタイムアップを迎え、2-2のままPK戦に突入した。PK戦は先攻のバイエルンが6人目までに5人成功したのに対し、ドルトムントは2人が失敗。バイエルンが5-4でPK戦を制し、2年連続で最多6回目のスーパーカップ制覇を果たした。
【スコア】
ドルトムント 2-2(PK:4-5) バイエルン
【得点者】
1-0 11分 クリスティアン・プリシッチ(ドルトムント)
1-1 18分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
2-1 71分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
2-2 88分 オウンゴール(ウカシュ・ピシュチェク)(バイエルン)