DFBポカール杯決勝で発煙筒を使用するドルトムントファン [写真]=Bongarts/Getty Images
ファンがとった不適切な行動により、ドルトムントはドイツサッカー連盟(DFB)スポーツ裁判所から、処分を命じられた。ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えている。
ドルトムントは9万5000ユーロ(約1200万円)もの罰金を命じられた上、コレオグラフィの内容についてチームに事前提出の義務づけられることとなった。なお、アウェイゲームの場合は両チームの承認が必要となる。
問題となったのは昨シーズン終盤に行われたバイエルンとのリーグ戦、DFBポカール杯の準決勝、そしてフランクフルトとのDFBポカール杯決勝での発煙筒の使用など。特に決勝戦ではあまりの煙の多さでセキュリティカメラの視界も遮られたことから、DFBポカール杯決勝に参加するためのセキュリティコンセプトを、10月31日までに提出することが求められている。
なお、ドルトムントは今後のセキュリティ面改善のため、9万5000ユーロのうち、3万ユーロ(約390万円)は安全性関連やインフラ強化、および暴力予防策に使うことができるという。
さらに、もしも2018年5月末日までに再び「重大な案件」が再発してしまった場合は、アウェイ戦1試合での無観客処分、そしてその補填をすること、チケットの持ち主を個別に判別できるようにするなどの処分を受けることになるようだ。
コレオグラフィについても、前述の条件を満たせない場合や発煙筒の使用が生じた場合、ドルトムントのファンはコレオグラフィ使用を新シーズンいっぱい禁止されることになった。
すでにドルトムント側はこの「極めて厳しい処分」を受け入れて確定している。
By kicker日本語版