シャルケが新たな罰則を導入するようだ [写真]=Bongarts/Getty Images
DF内田篤人が所属するシャルケは、これまでの罰金の代わりに、クリエイティブな罰則を思案しているようだ。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が19日に報じた。
新シーズンに向けたスタート早々、若手のドイツ人FWドニス・アヴディヤイがパーダーボルン戦で遅刻したこともあり、チーム内の規律を引き締めるためにドメニコ・テデスコ監督をはじめ、マネージャーのクリスティアン・ハイデル氏やスポーツ・ディレクター(SD)のアクセル・シュスター氏の3人はチーム内のルールを考えているようだ。
ハイデル氏は「成功するために、規律は重要なベースのひとつだ」と述べており、遅刻したアヴディヤイをベンチから外したテデスコ監督の厳格な処置を支持。「監督は私たちから完全なサポートを受けている。選手が試合に遅れてくるようなら、しっかりと処罰されなければならない」と新指揮官のチームづくりに全面のサポートを約束した。
そのうちのひとつが、罰金の代わりにボランティアを導入することだ。ルールと罰金の表を作ったとしても、選手の年俸によっては、その効果も薄れかねない。仮に1000ユーロ(約13万円)の罰金を受けるにしても、若手など比較的年俸の安い選手と、年に数百万ユーロを稼ぐスター選手とでは全くその重さが異なる。そこで考え出されたのが時間の制限だ。
罰則の重さによって、ファンショップの店員を務めたり、ボランティアなどの社会貢献が検討されているという。罰則は選手やチームにとっては好ましいことではないが、どんな形であれ自分たちのヒーローが目の前で見られるのは嬉しいこと。ファンや地元の人びとにとっては嬉しいアイデアになりそうだ。
もしかすると、新シーズンはファンショップで働く選手たちの姿がたびたび見られるかもしれない。
By サッカーキング編集部
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