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内田所属シャルケが監督交代へ…2部でサプライズ演出の31歳指揮官を招へいか

2017.06.09

シュトゥットガルトやホッフェンハイムの下部組織で経験を積んできたテデスコ氏 [写真]=Bongarts/Getty Images

 DF内田篤人が所属するシャルケの監督交代が間近に迫っている。ドメニコ・テデスコ氏が、現在監督をつとめるマルクス・ヴァインツィアル氏の後釜として就任する模様で、ドイツ誌『kicker』が得た情報によると、あとは相談役会の承認を待つのみとなっているようだ。同誌日本語版が9日に伝えた。

 現在31歳のテデスコ氏は今シーズン途中にブンデスリーガ2部の最下位に沈んでいたエルツゲビルゲ・アウエの指揮官に就任。その後、6勝2分3敗の成績でサプライズを演じ、見事14位で残留へと導いた。同監督は、スポーツディレクターのクリスチャン・ハイデル氏が抱くコンセプトである“若く、野心的で、結果を残している”監督像にマッチしているといえる。アウエとの契約は残されているが、同クラブの会長は「話があれば聞く」とのスタンスを示した。

 昨夏にマインツからシャルケのマネージャーに就任したが、1年目で7年ぶりに欧州の舞台を逃したハイデル氏は、この1年を振り返り、同じく昨夏にアウグスブルクから移籍金300万ユーロ(約4億円)で引き抜いたヴァインツィアル監督の下で、チームの成長やコンセプトが見られないと判断。

 後任候補には、元レヴァークーゼンのロジャー・シュミット氏や、先日ドルトムントを解任されたトーマス・トゥヘル氏の名前などが浮上していたが、これまでマインツ時代にユルゲン・クロップ監督やトゥヘル監督らを見出した経験のあるハイデル氏は、31歳のテデスコ氏を選択したようだ。

 以前にもハイデル氏は監督人事でサプライズを演じており、2009年のマインツ時代に2部から1部へと昇格させたヨルン・アンデルセン監督を開幕直前に解任。後任としてトゥヘル氏をユースから抜擢した経験がある。

By kicker日本語版

ドイツ最大のサッカー専門誌『kicker』日本語版

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