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引退のラーム、ドイツ連盟の名誉キャプテン選出も…史上8人目となるか

2017.05.24

今季限りで現役を引退したラーム [写真]=Bongarts/Getty Images

 20日に行われたブンデスリーガ最終節のフライブルク戦をもって現役を引退したバイエルンの元ドイツ代表DFフィリップ・ラームが、ドイツサッカー連盟(DFB)名誉キャプテンに選出される可能性があるようだ。23日付のドイツメディア『SPORT1』が伝えている。

 ドイツサッカー連盟名誉キャプテンは、現役時代にドイツ代表の選手として多大な実績を残した人物に贈られる。過去の受賞者は、男女合わせて7名。西ドイツ(当時)がワールドカップ初優勝を成し遂げた1954年スイス大会でキャプテンを務めたフリッツ・ヴァルター氏(故人)や、1974年西ドイツ大会でキャプテンを務め、“皇帝”と呼ばれたフランツ・ベッケンバウアー氏など、同国のサッカー界を代表する顔ぶれが並んでいる。

 1958年の創設から約70年を経ても7人しか選ばれていないため、受賞は簡単なことではない。しかし、DFBのラインハルト・グリンデル会長は、「選考を受け持つ審議会の決定を邪魔するつもりはない」としつつも、「代表での出場数が多く、キャプテンとしてチームを引っ張ってドイツサッカーに貢献した人物という選考基準を彼は満たしている」と語り、ラームにも受賞の資格があることを認めた。

 ドイツサッカー連盟名誉キャプテンの選出は、3年に1度開催されるDFBカンファレンスで行われ、次回の開催は2019年に予定されている。2年後にラームがドイツサッカー界のレジェンドたちの仲間入りを果たし、偉大なキャリアに新たな勲章を加える可能性も十分にありそうだ。

(記事/Footmedia)

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