ヘルタ移籍が決まったオーストラリア代表FWレッキー [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは22日、インゴルシュタットからオーストラリア代表FWマシュー・レッキーを獲得したことをクラブ公式サイトで発表した。
レッキーは「いくつかオファーを受けていたが、ヘルタが一番だった。ヘルタはブンデスリーガにおいて素晴らしいビッグクラブだ。この2シーズンは成功を収めているし、ヨーロッパリーグも戦っている。それに、ベルリンはドイツで最も素敵な都市のひとつだ。パル・ダルダイ監督も偉大な指揮官で、多くを学ぶことができるはずだ」とコメントしている。
ダルダイ監督は「レッキーは万能な選手で、サイドで上下に走り続けることができる。我々の攻撃に利益をもたらすだろう」と期待を寄せている。
また、イングランドへの移籍が噂されている原口の代役とも見られている。ドイツ誌『kicker』などによると、原口はヘルタとの契約延長を断り、プレミアリーグ昇格を果たしたブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンと合意に迫っている模様。ヘルタは移籍濃厚な原口の代役としてレッキーを獲得したと見られている。
現在26歳のレッキーは、2011年夏に母国のアデレード・ユナイテッドからボルシアMGに移籍。当時2部のFSVフランクフルトを経て、2014年夏に同じく当時2部のインゴルシュタットに加入した。移籍初年度で32試合に出場し、7ゴールを挙げてクラブ史上初の1部昇格に貢献。今シーズンは30試合に出場したが、ノーゴール2アシストに終わり、チームも2部降格を喫した。
オーストラリア代表では2012年11月14日に行われた韓国代表との親善試合でデビュー。2014年のブラジル・ワールドカップはグループステージ敗退に終わったものの、全3試合にフル出場を果たした。さらに母国で開催されたアジアカップ2015でも、全6試合に出場し、優勝に貢献した。