ヴォルフスブルク戦で闘志溢れるプレーを見せたHSV主将の酒井高徳 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ最終節が20日に行われ、日本代表DF酒井高徳が所属する16位ハンブルガーSV(HSV)は、勝ち点2差の15位ヴォルフスブルクと対戦。勝つ以外の道が残されていない直接対決で、88分に決勝点を挙げ、2-1で逆転勝ち。劇的な勝利で14位に浮上し、土壇場で残留をもぎ取った。
HSVキャプテンの酒井は8試合連続でフル出場したが、地元紙『Hamburger Morgenpost』の試合後採点は「4.5」の厳しい評価となった。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)
寸評では「キャプテンは、試合を通じて低調なパフォーマンスに終始していたが、その反面、決して諦めないというお手本のような気持ちを押し出していた。タイムアップ後は、喜びのあまり人目もはばからず泣き出してしまった」とプレー内容にはダメ出しも、キャプテンらしい闘争心でチームを引っ張った点を評価した。
前節の勝利でほぼ残留が決まっていた、FW武藤嘉紀の所属する13位マインツは、日本代表FW大迫勇也のケルンに0-2で敗れた。順位は15位に後退したが、残留が確定。2試合連続ベンチスタートの武藤は62分から出場した。
出場時間が短く、地元紙『Allgemeine Zeitung』は採点対象外とし、寸評のみとなった。「期待外れの(ロビン・)クアイソンに代わり、62分から出場。多くの運動量をこなしたが、武藤の投入によってマインツに脅威が生まれることはなかった」。寸評では、劣勢をはねのけようと努力したものの、試合展開に影響を与えるような動きはできなかったと指摘されている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト