ラーム、ついに現役最終戦へ…会見で心境明かす「全てを楽しみたい」

ラーム

現役最終戦を迎えるバイエルンのラーム [写真]=Bongarts/Getty Images

 20日に行われるブンデスリーガ最終節で、バイエルンは本拠地アリアンツ・アレーナにフライブルクを迎え撃つ。同試合が現役最終戦となる元ドイツ代表DFフィリップ・ラームが会見に出席し、現在の心境を語った。18日付のドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 バイエルンで公式戦516試合に出場し、16ゴール72アシスト、通算22個のタイトルを獲得してきたラーム。選手として最後の公式戦となるフライブルク戦について、「刺激的な一日になると思う。楽しみにしているし、とてもわくわくしている」と語り、試合を心待ちにしていることを明かした。

 また、これまでのキャリアで最も思い出深い試合について尋ねられると、「どれか一つだけというのは難しい。特別な瞬間をたくさん経験してきたから」とコメントしつつも、「でも、例えばバイエルンで初めて公式戦に出た時のことはよく覚えている。3分しかプレーできなかったけれど、ピッチに立てて特別な感情が沸き上がってきた」と、トップデビューを果たした2002年11月のチャンピオンズリーグ(CL)ランス(フランス)戦を挙げた。

「試合前にホテルに集合して、チームメイトと一緒に昼食をとることなど、これまでやってきた全てのことがこれで最後になるけど、その全てを楽しみたい」と語って会見を締めくくったラーム。希代のサイドバックの最後の雄姿が見られるフライブルク戦は、バイエルンとドイツサッカー界にとっても特別な一日になりそうだ。

(記事/Footmedia)

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