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1部昇格はほぼ手中…浅野拓磨、注目の去就は「どちらに転んでも…」

2017.05.15

ブンデス2部最終節へ向けて、浅野拓磨が抱負を語った(写真は4月29日のニュルンベルク戦) [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ2部第33節が14日に行われ、日本代表FW浅野拓磨が所属する首位シュトゥットガルトは敵地で2位ハノーファーに0-1と敗戦。勝てば優勝と1部昇格が決まる一戦で完封負けを喫し、足踏みとなった。

 優勝と昇格の争いは最終節までもつれることとなった。浅野はハノーファー戦でベンチ入りしたが、2試合連続で出場機会を得られなかった。試合後、同選手が心境を明かしている。

 残り1節で、首位シュトゥットガルトと2位ハノーファーは勝ち点「66」で並んでいる。3位ブラウンシュヴァイクとの勝ち点差は「3」だが、シュトゥットガルトは得失点差でハノーファーに「4」、ブラウンシュヴァイクに「10」のリードを持っており、優位な状況だ。最終節で敗れた場合はブラウンシュヴァイクに勝ち点で並ばれる可能性があるが、得失点差「10」のリードがあるため、自動昇格圏内の2位以内でのフィニッシュはほぼ決まったと言える。

 浅野は「そうですね、素直な気持ちを言うと、“何でみんな喜んでるんやろう?”っていう感じでしたけど(笑)。でも、一年間通して戦ってきて、いま現時点でほぼ(昇格が)確定というのは嬉しいことですし、僕自身は今日ピッチに立てなかったのでいろんな気持ちもあって素直には喜べないですけど、シーズン通してここまで来られて良かったなと思います」と、複雑な心境を明かした。

 2試合連続で出番がなかったが、浅野は「試合に出て結果を残すチャンスが(まだ)残っているだけでもいいと思います」と最終節を見据え、「このままシーズンが終わらないように、しっかりチームのために仕事をしてシーズンを終えられるように。まずは明日からいい準備をするしかないと思います」と、気持ちを切り替えていた。

 ハノーファーに対しても得失点差で「4」のリードがあるだけに、最終節で勝利を収めさえすれば自力で優勝を決められる可能性が高い。浅野は「2部ですけど、こっちに来てから優勝しか見ていないので。だからこそ、今日だけの結果(昇格がほぼ決定)では素直に喜べないですし、優勝して終わることしか見えていないので、それに貢献できるように、シーズンが終わったときに笑っていられるように頑張りたいなと思います」と抱負を述べた。

 また話題は、今シーズン終了後の去就についても及んだ。アーセナルからのレンタル移籍でシュトゥットガルトに加入しているが、浅野は「考えることはあっても、具体的には考える時間もないですし、今は本当に1試合1試合に集中しているので、それが終わってからかなと思います」とコメント。以下のように続けた。

「契約の内容は一応レンタルで2年となっているんで、僕の意思がどう動いたらどうなるというのは全然わからないんです。どうなるのか、僕自身も楽しみです」

「ブンデスの1部でやれたとしても僕にとってはハッピーですし、(アーセナルに)戻れたら戻れたでそれもすごいハッピーなことなので。どっちに転んでもやるべき環境はホントに整っているなというのは思いますね」

By サッカーキング編集部

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