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シュトゥットガルトの1部復帰決定は最終節に持ち越し…直接対決で8戦ぶり黒星

2017.05.15

[写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ2部第33節が14日に行われ、ハノーファーと日本代表FW浅野拓磨の所属するシュトゥットガルトが対戦した。浅野は2試合連続のベンチスタートとなった。

 勝ち点「66」で首位のシュトゥットガルトが敵地に乗り込み、同「63」で3位につけるハノーファーと対戦。ともに1年での1部復帰を狙う直接対決となった。勝てば1部昇格が決まるシュトゥットガルトは9分、左サイドのエミリアーノ・インスアからのクロスを、中央のアレクサンドル・マキシムが頭で合わせると、シュートはゴール左隅を捉えるが、相手GKの好セーブに阻まれた。

 さらに37分には、自陣でボールをカットしたセンターバックのマルチン・カミンスキがそのまま持ち上がり、前線へパス。エリア内右で受けたマキシムがグラウンダーのクロスを送るが、ファーに走り込んだフリーのシモン・テローデにはわずかに合わなかった。

 試合が動いたのは40分、ホームのハノーファーが先制に成功する。敵陣中央でセカンドボールを拾ったフェリックス・クラウスが強引なドリブルでエリア内左に進入し、左足を振り抜いてシュートをゴール右隅に沈めた。

 1点ビハインドで折り返したシュトゥットガルトは52分にエベニーザー・オフォーリとヨシプ・ブレカロを下げて、マティアス・ツィンマーマンとダニエル・ギンチェクを投入し、反撃を狙う。57分、ギンチェクが右サイドで相手3人に囲まれながらも、力強いドリブルでエリア内右に進入。角度のないところから強烈な右足シュートを放つが、相手GKの顔面セーブに阻まれた。

 シュトゥットガルトは64分。左CKから中央のテローデがヘディングシュートで狙うが、わずかに枠の右。ハノーファーは76分、右サイドからのアーリークロスに、中央のマーティン・ハルニックがダイビングヘッドで合わせるが、GKミチェル・ランゲラクの好反応に阻まれる。さらに85分には再びハルニックがマイナスの折り返しに右足で合わせるが、これは左ポストに弾き返された。

 シュトゥットガルトは86分、抜け出しかけたテローデがエリア手前でサリフ・サネに倒されてFKを獲得。サネはこのプレーで一発退場となり、シュトゥットガルトが数的有利となった。FKはマキシムが右足で直接狙うが、シュートはわずかに枠の左に逸れた。

 試合はこのままタイムアップを迎え、シュトゥットガルトが0-1で8試合ぶりの敗戦。直接対決を落とし、昇格を決めることはできなかった。浅野は2試合連続で出番なしに終わった。

 なお、第34節の結果、シュトゥットガルトハノーファーと勝ち点「66」で並ばれたが、得失点差で首位をキープ。2位だったアイントラハト・ブラウンシュヴァイクは、17位アルミニア・ビーレフェルトに0-6の大敗を喫し、勝ち点「63」で3位に後退した。シュトゥットガルトは最終節で敗れると、3位と勝ち点で並ばれるが、現時点で得失点差は10点も離れているため、昇格となるトップ2はほぼ手中に収めている。

 ハノーファーは次節、21日に敵地でザントハウゼンと対戦。シュトゥットガルトは同日にヴュルツブルガー・キッカーズをホームに迎える。

【スコア】
ハノーファー 1-0 シュトゥットガルト

【得点者】
1-0 40分 フェリックス・クラウス(ハノーファー

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