ハンブルガーSV戦を振り返った武藤嘉紀 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第32節が7日に行われ、日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSV(HSV)とFW武藤嘉紀のマインツが対戦。残留争いに身を置く両クラブの直接対決は、スコアレスドローに終わった。両選手ともに先発メンバーに名を連ね、酒井はフル出場、武藤は87分までプレーしている。
敵地での大一番を引き分けで終え、武藤は「難しい試合になりました。(難しい試合に)なるというのはわかっていましたけど、最低限の結果だったんじゃないかなと思います」と話した。
武藤はスコアレスドローという結果について「(捉え方は)難しいですね。緊張した一戦になりましたけど、そこでいつもと違うプレー…チームとして全部(長い)ボールを蹴ってしまって、全く繋げない。自分たちとしては分が悪かったなという印象を受けますけど、最低限の結果だったんじゃないかなと」とコメント。「負けていたら本当に最悪でしたけど、最低限の勝ち点1を取れたので、次でフランクフルトに勝ち切らないといけないのかなと思います」と、次節の勝利を誓っている。
自身初となるブンデスリーガの残留争いについては「だいぶメンタルのところだったり、チームとしての雰囲気だったり、難しいところはあるなと思います」と心境を語る。勝負どころとなったシーズン終盤戦で先発メンバーに名を連ねていることに関しては「ディフェンスが(失点)ゼロで抑えてくれていたので、やっぱり点を取ったりアシストをしたりして、チームとして勝たなきゃいけなかったと思います」と話した。
昇降格プレーオフに回る16位のHSVと15位のマインツはともに勝ち点「34」。残り2試合、残留争いは熾烈だ。HSVは次節、13日にアウェイでDF内田篤人が所属するシャルケと対戦。マインツは同日、日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトをホームに迎える。
武藤は「次、自分たちが勝てば。勝って、あっち(HSV)が負けてくれたらそれで(残留がほぼ)決まるので、とにかく次は何が何でも勝たなきゃいけない」と、勝利への強い思いを明かしている。
By サッカーキング編集部
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