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病み上がりで出番なしもチームはEL出場に前進…大迫「良い休みでした」

2017.05.06

ケルンでプレーする大迫。ブレーメン戦は出番なしに終わったが、状態は良いようだ [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第32節が5日に行われ、日本代表FW大迫勇也所属のケルンはブレーメンに4-3と競り勝ち、暫定6位に浮上した。病み上がりということで出番のなかった大迫が、試合後の取材で自身のコンディションなどについて語った。

 ケルンはアントニー・モデストとレオナルド・ビッテンコートのゴールで2点を先行したが、ここから2失点を喫し、同点に追いつかれてしまう。それでも前半終了間際の44分にシモン・ツォラーのゴールで勝ち越すと、後半立ち上がりにはモデストのこの日2点目で再びリードを広げる。その後はブレーメンの反撃を1点に抑え、打ち合いとなった試合を4-3で制した。

 勝ち点3を加えたケルンは得失点差でブレーメンを上回り、暫定6位に浮上。来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に一歩前進した。

 扁桃腺炎により前節を欠場した大迫は、ブレーメン戦でベンチ入りメンバーに復帰。「全然試合はできますけど、やっぱり病み上がりだから10分、15分が限界だなということは監督とも話して。ただ『0-0、もしくは負けている段階の時は行くぞ』みたいな感じで言われました」と、万全のコンディションではないものの試合状況によっては出場の可能性があったことを明かした。ただ、チームが前半のうちにリードを奪ったこともあり、プレー機会は訪れなかった。

 大迫は「チームとしてしっかり勝つことが目標だったので勝てて良かったです」と結果に満足感を示すと、6位以内でのフィニッシュに向けた自信と、EL出場の重要性を主張した。

「あと4(ポイント)は必要なんじゃないですか? あと4取れれば(ELに)行けると思うので。次は(レヴァークーゼンとの)ダービーなんでね、しっかりとそこで勝てれば、ほぼほぼ見えてくるんじゃないですか?」

「厚みのあるチームになると思うし、ELに出るという目標はある。チームとして一つレベルアップできるかなと思います」

 また、自身のコンディションについては、「(熱が)40度、3日間ずっと。薬飲んでも下がらないから結構地獄でした」と振り返りつつ、「5日間休んですごく良くなりました。風邪で休んだぶん、足が良くなったので、風邪をひく前よりもコンディションはいいかなという感覚はあります。個人としては良い休みでした」と、万全の状態を取り戻すことができたと明かした。

 ケルンは次節、13日にアウェイでレヴァークーゼンと対戦する。

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