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スコアレスのドルトムント、地元紙は香川をバッサリ「攻撃陣で最も不出来」

2017.04.30

ケルン戦で公式戦3試合ぶりに先発出場した香川真司 [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 ブンデスリーガ第31節が29日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと同代表FW大迫勇也が所属するケルンの一戦はスコアレスドローに終わった。

 香川はトップ下で公式戦3試合ぶりにスタメンに名を連ね、66分まで出場した。大迫は扁桃腺炎によりメンバー外となった。ケルンのシュート5本に対し、ドルトムントはシュート23本を浴びせる猛攻を仕掛けたが無得点に終わり、連勝も2でストップ。

 地元紙『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』は、試合後の採点で香川とアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチ、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンの3人に対し、ドイツ代表DFエリック・ドゥルムの「4.5」の次に低い点数となる「4」をつけた。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)

 攻撃陣がやり玉に挙がる中で、特に厳しい目を向けられたのが香川で、寸評では「攻撃陣の中で最も不出来だったのがこの日本人選手だった」とバッサリ。続けて、「ケルンの厚いディフェンス網に再三ひっかかり、65分のビッグチャンスの後、すぐにベンチに下げられた」と、決定機を逃したことで見切りをつけられたとの見方を示した。

『Ruhr Nachrichten』紙の採点は「4」。香川より点数が低かったのは、「4.5」のドゥルムとプリシッチの2人のみで、地元紙の香川評は揃って低いものとなった。

 寸評では「彼のベストパフォーマンスは、ともにオーバメヤンに通したパスだった。香川がわずかにオフサイドのポジションにいたため、ゴールにはつながらなかったが。16分にマルコ・ロイスをフリーでゴール前へと走らせた場面のように、ロイスとの連係も良かった。しかし、その後はほとんど見せ場がなかった。ボールを持った時に足を滑らせたのは、彼の不安定なパフォーマンスを象徴していた。その結果、早い時間帯での交代となった」と、周囲の選手とのコンビーネーションには一定の評価を与えたものの、徐々に存在感を失っていったと続けた。

 ドルトムントは次節、5月6日にホームで3位を争うホッフェンハイムとの直接対決を迎える。

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