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武藤はPK獲得も及第点…酒井は“孤軍奮闘”、宇佐美は2戦連続の最低評価

2017.04.23

ブンデス第30節に出場した武藤(左上)、酒井(右)、宇佐美(左下)[写真]=Getty Images

 ブンデスリーガ第30節が22日に行われ、ドイツ各メディアが出場した日本人選手の採点と寸評を発表している。

 FW武藤嘉紀の所属する15位マインツはホームで首位バイエルンに2-2で引き分けた。残留に向け、アウェイで王者から勝ち点1を取ったことを受け、地元紙『Allgemeine Zeitung』の試合後採点も、4選手に「2」、それ以外の8選手に「3」と、全選手に平均点以上を与えた。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点) 

 武藤は3試合連続の先発出場で1トップに入りフル出場。40分には一時勝ち越しとなるPKを獲得した。それでも評価は「3」の及第点で、寸評では「PKを獲得。非常に勤勉で運動量も多かったが、その分だけゴールへの脅威がそがれてしまった」と、懸命な動きを評価しつつも、その結果としてゴールを奪うという仕事との両立ができなくなったとの評価だった。

 日本代表DF酒井高徳がキャプテンを務めるハンブルガーSV(HSV)は、ホームで最下位ダルムシュタットに1-2で敗れ15位に後退。残留に首の皮1枚つながっただけの格下にホームで不覚を取ったことで、地元紙『Hamburger Morgenpost』の試合後採点も、最高点が「4」となり、全員に不合格点が突き付けられた。 

「4」をもらった4選手のうち1人が酒井で、「大部分の時間帯において、HSVでは最もゲームに対応できていた選手。実際、いいアクションが何度かあったが、残念ながら彼とともに決定的な動きをしてくれる味方がいなかった」との寸評がつき、前節に続き酒井が孤軍奮闘を続けていることを伝えている。 

 日本代表FW宇佐美貴史アウクスブルクは同MF長谷部誠のフランクフルトに1-3で敗れた。 宇佐美は左MFで2試合連続のスタメン出場となったが、決定的な仕事はできず57分にベンチに退いた。 地元紙『Augsburger Allgemeine』は、宇佐美に2週連続でチーム単独最低点となる「5」をつけ、寸評でも、「この先、彼が何かできるだろうか? 少なくとも彼自身は懸命にやっていた。57分にベンチに下がった」と、空回りだけで結果が出ていない状況を指摘している。

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