チームの先制点を喜ぶマインツFW武藤嘉紀 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第29節が15日に行われ、FW武藤嘉紀の所属するマインツと日本代表MF原口元気の所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。武藤は2トップの一角で、原口は右MFで先発出場し、日本人対決が実現した。
試合は5連敗で降格圏が迫るマインツが主導権を握った。26分、ダニー・ラッツァがペナルティエリア手前中央から強烈な右足ミドルシュート。30分には、左CKからシュテファン・ベルがヘディングシュートを放つが、いずれもゴールにはつながらない。
試合が動いたのは前半アディショナルタイム1分だった。マインツはエリア手前中央でパスを受けたラッツァが右足を振り抜くと、シュートは相手DFジョン・ブルックスが頭で反応するが、クリアしきれずゴール左に決まった。記録ではブルックスのオウンゴールで、マインツが先制に成功した。
さらにマインツはその直後、エリア内での競り合いの中でヘルタDFのハンド疑惑があったが、目の前で目撃した武藤の猛抗議も実らず、そのまま前半終了となった。
1点ビハインドで折り返したヘルタは後半もなかなか決定的なチャンスを作れない。60分には原口とマキシミリアン・ミッテルシュタットを下げ、サミ・アラギとアレクサンダー・エッスヴァインを投入し、攻勢に出る。一方のマインツは62分、エリア内右で仕掛けた武藤が相手DFに潰されると、こぼれ球を拾ったハイロ・サンペリオが左足を振り抜くが、シュートはわずかに枠の上に外れた。
マインツは追加点こそ奪えなかったが、ヘルタの反撃をシャットアウトし、1-0で勝利。連敗を5で止め、7試合ぶりの白星を収めた。なお、武藤はフル出場で勝利に貢献。原口は60分で途中交代となった。
【得点者】
1-0 45+1分 オウンゴール(ジョン・ブルックス)(マインツ)
By サッカーキング編集部
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