爆発で負傷のバルトラが退院…ドルトムントCEOは「CL棄権も考えた」

バルトラ

ドルトムントに所属するスペイン代表DFマルク・バルトラ [写真]=Getty Images

 爆発事件で負傷したドルトムントのスペイン代表DFマルク・バルトラが15日に退院した。クラブ公式ツイッターが伝えた。

 ドルトムントは11日に行われる予定だったチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグのモナコ戦に向けて、スタジアムへ移動中にチームバスを3度の爆発が襲った。この爆発によって負傷したバルトラは、右手首の骨折と診断され、ガラスの破片を取り除くための手術を受けていた。そして事件から4日後の15日朝に無事退院し、同日に行われたブンデスリーガ第29節のフランクフルト戦をテレビで観戦している様子を自身のツイッターで明かしている。

 また、この事件によりドルトムントがCLから撤退する可能性もあったようだ。同クラブのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEO(最高経営責任者)はドイツ誌『デア・シュピーゲル』とのインタビューで、「少しの間、大会から棄権するかどうかも考えた」と明言。しかし、棄権すれば「犯人にとっての勝利になる」と考え、戦い続けることを決断したという。

 なお、ドルトムントは事件の翌日12日に行われたCLモナコ戦で2-3の敗戦。ホームでの第1戦を落としたものの、日本代表MF香川真司が1ゴール1アシストの活躍を見せ、19日にアウェイで行われる第2戦に望みをつないでいる。

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