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香川所属ドルトムント、トゥヘル体制続行へ…来季に向け選手放出の動きも

2017.04.14

2015年からドルトムントで指揮をとるトゥヘル監督。契約は2018年まで残っている [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのトーマス・トゥヘル監督が来シーズンも続投すると、ドイツ紙『シュポルト・ビルト』が12日に報じた。数週間前までは、スカウトとの仲違いやハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEO(最高経営責任者)をはじめとする首脳陣との意見の食い違いなどが目立って報じられていたが、状況が一転したようだ。

 10日付けドイツ誌『キッカー』のインタビューのなかで、主将のドイツ代表DFマルセル・シュメルツァーが「チャンピオンズリーグ(CL)のベスト8、DFBポカールの準決勝、そしてリーグ3位で直接CLに参加できるようなら、大成功以上のものだね」と言っているように、今シーズンのノルマをほぼ達成したことが理由のようだ。

『シュポルト・ビルト』によれば、今シーズンの大幅な改革があったこともあり、ブンデスリーガのトップ4入り、CLベスト8、そしてポカールのベスト4はシーズン前にクラブが設定した目標を超える成績のようで、「トーマス・トゥヘルは稀に見るほど優れた監督だという事実だ」というヴァツケCEOのコメントを紹介している。

 これによって、来シーズンのメンバー構成も本格的に動き出す模様。トゥヘル監督の理想的なメンバーの人数は24人。現在、30人のフィールドプレーヤーが契約下にあるため、ディレクターのミヒャエル・ツォルク氏は本格的に放出選手のリストアップに動き出す必要があると見られている。

 さらにシーズン後にはトゥヘル監督の契約延長の交渉が始まると見られている。若返りを目指すチームのバランスを考えながら、多くの選手が放出される可能性が出ており、残り1カ月、選手たちは居場所を求めてアピールが求められる。

By サッカーキング編集部

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