ホッフェンハイム戦に出場した原口元気 [写真]=City-Press via Getty Images
ブンデスリーガ第26節が3月31日に行われ、日本代表MF原口元気が所属するヘルタ・ベルリンとホッフェンハイムが対戦した。原口は8試合ぶりのベンチスタートとなった。
現在ヨーロッパリーグ出場権獲得圏内の5位につけるヘルタが、勝ち点差5で4位のホッフェンハイムをホームに迎え、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う直接対決となった。
ヘルタは17分、右サイドのアレクサンダー・エッスヴァインがスピードに乗ったドリブルでペナルティエリア内右に進入し、マイナスの折り返し。エリア内中央へ走り込んだサロモン・カルーが右足ダイレクトで合わせるが、シュートは相手GKの好セーブに阻まれた。
その後もチャンスを作っていたヘルタは32分に先制に成功する。左サイドのカルーからの折り返しを、中央のペア・シュルブレットがダイレクトで右足を振り抜くが、ボールにミートできない。だが、こぼれ球が絶好のパスとなり、エリア内右でフリーだったペテル・ペカリークがワントラップから右足シュートをゴール右隅に突き刺した。
しかし、先制もつかの間の38分、ヘルタはマキシミリアン・ミッテルシュタットのハンドで、ホッフェンハイムにPKを献上。39分、これをアンドレイ・クラマリッチにゴール左隅に決められて同点となった。前半は1-1で終了した。
後半に入って勝ち越したいヘルタだったが、57分にミッテルシュタットが足裏を見せるタックルで、この日2枚目のイエローカードを受けて退場となった。数的不利となったヘルタは63分、ヴェダド・イビシェヴィッチに代えて19歳のジョーダン・トルナリガを投入。65分にはカルーを下げて原口をピッチに送り出す。原口は左MFに入った。
ホッフェンハイムは66分、サンドロ・ヴァーグナーの落としを受けたクラマリッチがエリア手前中央から強烈な右足ミドルシュートを打つが、クロスバー直撃。さらに自らこぼれ球に反応し、再び右足でダイレクトボレーを放つが、これも右ポストに弾き返された。68分にはケレム・デミルバイがエリア内右から強引に右足シュートまで持ち込むが、今度は左ポストに跳ね返された。
運も味方につけてホッフェンハイムの猛攻をしのいでいたヘルタだったが、ついに逆転を許す。76分、前線に上がっていたニクラス・ズーレがエリア手前中央から右足を一閃。豪快なミドルシュートをゴール左上隅に突き刺された。ズーレはブンデスリーガ100試合出場達成に自らのゴールで華を添えた。
さらにホッフェンハイムは86分、エリア内左に抜け出したヴァーグナーからの折り返しを、ファーサイドのクラマリッチが合わせて試合を決定付ける。ヘルタも反撃の力はなく、このままタイムアップを迎え、1-3の逆転負けを喫した。2連敗となったヘルタは、今節ドルトムントが勝利すると、CL出場権獲得圏内の4位との勝ち点差が8に広がる結果となった。なお、原口は65分から出場した。
ヘルタは次節、5日にアウェイでボルシアMGと対戦。ホッフェンハイムは4日にバイエルンをホームに迎える。
【得点者】
1-0 32分 ペテル・ペカリーク(ヘルタ)
1-1 39分 アンドレイ・クラマリッチ(PK)(ホッフェンハイム)
1-2 76分 ニクラス・ズーレ(ホッフェンハイム)
1-3 86分 アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)
By サッカーキング編集部
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