インゴルシュタット戦にフル出場した香川真司 [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第25節が17日に行われ、日本代表MF香川真司所属のドルトムントは1-0でインゴルシュタットを下した。フル出場で勝利に貢献した香川が、試合後の取材に応じている。
1週間で3試合をこなした香川は、「もうキツすぎて、ヤバかったですね。内容もなかったので、試合後の疲労感はなかなかすごかった。あとは勝ってホッとした。そうですね、そこが一番大きかったですね」と厳しい戦いだったと振り返り、勝利を喜んだ。
試合前には練習中にひざを痛めたことで出場が危ぶまれているとも伝えられていたが、「打撲したんですけど、大丈夫なので問題ないです」と大事には至っていなかったことを明かした。
決勝ゴールは香川が起点になって生まれた。巧みなターンで相手DFをかわして左サイドのマルセル・シュメルツァーへスルーパスを通し、そこからの折り返しをピエール・エメリク・オーバメヤンが流し込んだ形だ。
「縦パスが入ることは意識して待っていたので。相手も食いついてきているなと思っていたので、うまくターンできました。うまく崩せたと思いますし、良いゴールだったと思います」と自身のプレーに満足感を示した香川だが、この調子を維持し、さらにアピールしていかなければならないと主張する。
「手応えは感じていますし、自分の状況も良いと思っているので、これを続けていくしかないのかなと。ただメンバーの層も厚いですし、目に見える結果も求められるので、そういうところはやはり求めていきたいなと。あとは自分自身のプレーを出さないといけないと思っているので。選手的にはチームの中でそういう個性を、やっぱり生き残っていくには、自分っていうものをもっともっと追求したいなと思います」。
なかなか出場機会が与えられない状況から一転、公式戦3試合連続のフル出場と充実した1週間を過ごした香川は、2018 FIFA ワールドカップ ロシア アジア最終予選の2試合を戦う日本代表に合流する。
「もちろん試合に出て(代表に)行けることに越したことはない」とコンディションについての自信を口にしつつ、「ただ改めて気を引き締めないといけないなと。ここが本当に大事だと思っているので、このメンバーで2連戦を必ず勝って、みんなで一丸となっていきたいです」と厳しい戦いが予想される連戦に向けた意気込みを語った。
日本代表は23日にアウェイでUAE(アラブ首長国連邦)代表、28日にホームでタイ代表と対戦する。