公式戦4試合ぶりに出場したものの、目立った活躍ができなかった香川(中央) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第20節が11日に行われ、ダルムシュタットと日本代表MF香川真司が所属するドルトムントが対戦した。香川はリーグ戦3試合連続のベンチスタートとなった。
前節、2位ライプツィヒを破ったドルトムントは、8日に行われたDFBポカール3回戦でヘルタ・ベルリンを下し、徐々に調子を上げている。一方、最下位のダルムシュタットは11試合未勝利が続いており、ホームで久々の白星を目指す。ドルトムントは最終ラインの一角に18歳のDFジェニス・ブルニッチを起用した。
試合は序盤からホームのダルムシュタットが攻勢に出る。21分、左サイドのマルセル・ヘラーが中央へ折り返すと、テランス・ボイドがゴール中央にボレーシュートで蹴り込み、ダルムシュタットが先制に成功した。
しかし、徐々にドルトムントが盛り返すと、前半終了間際にスコアをタイに戻す。44分、左サイドでエムレ・モルから浮き球のパスを受けたラファエル・ゲレイロがエリア内に走り込み、左足でハーフボレーシュートを狙った。これがゴール左上に決まり、スコアは1-1の同点でハーフタイムを迎える。
ドルトムントは63分にゲレイロとモルを下げ、香川とウスマン・デンベレを投入した。香川は公式戦4試合ぶりの出場となった。しかし、勝ち越しに成功したのはダルムシュタット。67分、ハミト・アルティントップ、シドニー・サムとつなぎ、スルーパスに抜け出したアントニオ・チョラクがエリア内でGKと一対一となる。これを冷静に決めてリードを奪った。
結局、ドルトムントは追いつくことができず、1-2でリーグ戦8試合ぶりの黒星を喫した。一方、ダルムシュタットは12試合ぶりの勝利を収めた。なお、香川は63分から試合終了まで出場した。
次節、ダルムシュタットは敵地でホッフェンハイムと、ドルトムントはホームでヴォルフスブルクと対戦する。
【得点者】
1-0 21分 テランス・ボイド(ダルムシュタット)
1-1 44分 ラファエル・ゲレイロ(ドルトムント)
2-1 67分 アントニオ・チョラク(ダルムシュタット)
By サッカーキング編集部
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