リベロとしてフル出場した長谷部誠(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第20節が11日に行われ、レヴァークーゼンと日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトが対戦した。長谷部は3バックの中央に入り、13試合連続の先発出場となった。
試合は開始5分、レヴァークーゼンが最初のチャンスで先制に成功する。ペナルティエリア手前中央でパスを受けたカイ・ハフェルツが、長谷部ら相手4人に囲まれながらも突破。エリア内でマイケル・ヘクターにクリアされたものの、こぼれ球に反応したハビエル・エルナンデスが右足ボレーで先制ゴールを奪った。
開始早々に失点したフランクフルトは19分、アレクサンダー・マイアーの浮き球スルーパスに反応したミヤト・ガチノヴィッチが、エリア内に抜け出して左足シュート。だが、これはGKベルント・レノの好セーブに阻まれる。26分にも、右サイドを抜け出したティモシー・チャンドラーからのアーリークロスに、ファーサイドに走り込んだブラニミル・フルゴタがダイレクトボレーを放つが、これもGKレノの正面に飛んだ。
攻勢を続けるレヴァークーゼンは34分、カリム・ベララビがエリア内右でダイレクトボレーを放つが枠を捉えられない。36分にはエルナンデスがエリア内中央に抜け出すが、トラップミスでしっかりとシュートまで持ち込めなかった。押され気味のフランクフルトは決定的なチャンスを作れず、1点ビハインドのまま前半を終えた。
後半に入っても主導権はレヴァークーゼンが握った。63分、ケヴィン・カンプルのサイドチェンジから、エリア内右に走り込んだベララビがダイレクトで折り返し。ニアサイドに飛び出したエルナンデスがこれを右足ダイレクトで合わせて追加点を奪った。リードを広げられたフランクフルトは66分、マイアーを下げてシャニ・タラシャイを投入。マイアーが巻いていたキャプテンマークは長谷部に託された。
78分、レヴァークーゼンがリードを3点に広げる。右サイドのベララビからの低目のクロスに、ゴール前へ飛び込んだケヴィン・フォラントが滑り込みながら左足で合わせて、試合を決定付けるゴールを奪った。試合はこのままタイムアップ。フランクフルトはレヴァークーゼンの勢いを止めることができず、0-3の完敗。公式戦の連勝は3でストップし、リーグ戦では3試合ぶりの黒星となった。なお、長谷部はフル出場した。
レヴァークーゼンは次節、17日にアウェーでFW宇佐美貴史が所属するアウクスブルクと対戦。フランクフルトは18日にインゴルシュタットをホームに迎える。
【得点者】
1-0 5分 ハビエル・エルナンデス(レヴァークーゼン)
2-0 63分 ハビエル・エルナンデス(レヴァークーゼン)
3-0 78分 ケヴィン・フォラント(レヴァークーゼン)
By サッカーキング編集部
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