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延長前半までプレーの原口、惜敗に悔しさ露わ「もっとうまくやれたら…」

2017.02.09

ドルトムント戦に出場した原口元気 [写真]=City-Press via Getty Images

 DFBポカール3回戦が8日に行われ、日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンはPK戦の末に同MF香川真司所属のドルトムントに敗れた。延長前半の96分までプレーした原口が試合後の取材に応じている。

 ヘルタ・ベルリンは27分にコートジボワール代表FWサロモン・カルーのゴールで先制したが、47分にドイツ代表MFマルコ・ロイスに同点弾を許すと、このまま1-1で迎えたPK戦では先制ゴールを決めたカルーを含む3人が失敗し、大会から姿を消すこととなった。

 原口は、「PKは仕方ないので、ヘルタとしては120分間やることをやったと思いますし、最後は誰もせめられないので」と話すと、「もっとうまくやれば、90分だったり120分で勝てたんじゃないかなというのもある。カウンターをもっとうまくできないかなと。それがハマれば、2点目を取れたんじゃないかなと思いますけど」と、試合を決める2点目を奪うことができなかったことを悔やんだ。

 自身のプレーについては、「落ち着いてできていたと思うし、カウンターの起点にはなれていました」と一定の満足感を示しつつ、「できればもう1個前でプレーしたいし、そういうボールが出てきてほしかったですけど。なかなか、その…出てこないので。そこはチームとしてもっと改善していかないといけないところです」と述べた。

 そして、具体的な課題として「(ボールを)取ったときの判断、カウンターに入るときのクオリティ」を挙げた原口は、「やっと取ったのに蹴っちゃうんじゃなくて、できれば繋いでほしくて。繋いで、あともう一個そこを剥がすか、剥がせないか…だからあと1個か2個うまくいけば、きっと変わったチームになるかなと思います」と、それをクリアすることができればチームがワンランク上のレベルに到達できるとの見解を示した。

 惜しくもDFBポカール敗退となったヘルタ・ベルリンだが、ブンデスリーガでは3位と勝ち点2差、4位と同1の6位と、チャンピオンズリーグ出場圏内を狙える位置につけている。原口は「今は考えられないです。勝ちたかったです」と、この日の敗戦に改めて悔しさを滲ませつつ、「でも、早く切り替えないといけないので。中2日だし、すぐ切り替えないとコンディション的にも難しいので、切り替えます」と、3日後に控えるシャルケ戦に目を向けた。

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