ブンデスリーガ第19節が4日に行われ、日本代表MF原口元気が所属するヘルタ・ベルリンとインゴルシュタットが対戦した。原口は昨年12月17日に開催された第15節・ライプツィヒ戦以来、4試合ぶりの先発出場となった。
前節はアウェーでフライブルクに敗れ、リーグ戦2連敗となったヘルタ・ベルリン。ここ5試合で1勝4敗と調子を落とし、順位も6位にまで後退している。この試合を不振脱却への足掛かりとしたいところだ。
試合は開始早々の1分に動く。サロモン・カルーが左サイドをドリブルで持ち上がると、グラウンダーのクロスを入れる。右サイドで待っていたのは原口。低い弾道のシュートが決まり、見事にヘルタ・ベルリンが先制点を挙げた。原口はこれが今シーズン初ゴールとなった。その後は、両チームともになかなかシュートまで持ち込めず、拮抗した展開が続く。27分、ヘルタ・ベルリンは右サイドの高い位置でボールを持ったペテル・ペカリークがミドルシュート。強烈なシュートだったが、これは相手GKの正面を突いてしまう。
インゴルシュタットは35分、右サイドの高い位置でFKを獲得。同点のチャンスを迎えたが、パスカル・グロスの上げたボールは味方に合わない。
続く41分、インゴルシュタットはフローラン・ハデルジョナイが右サイドを駆け上がり、ゴール前に折り返す。中で待っていたグロスが右足で合わせたが、枠を捉えられず。同点に追いつくことができない。前半はこのままヘルタ・ベルリンが1点リードで折り返した。
後半に入ると球際の攻防はさらに激しさを増していく。47分にはヘルタ・ベルリンのヴェダド・イビシェヴィッチに、58分にはインゴルシュタットのアルフレッド・モラレスにそれぞれイエローカードが提示された。
64分、インゴルシュタットはグロスのFKにダリオ・レスカノが頭で合わせるが、これもわずかに枠を外れてしまう。
さらに77分、インゴルシュタットは投入されたばかりのロベルト・ライぺルツがゴール正面でシュートを放つ。枠を捉えたもののコースが甘く、これも同点ゴールとはならない。
結局、このままスコアは動くことなく1-0で試合終了。原口の先制点を守り抜いたヘルタ・ベルリンが連敗を2でストップし、ウインターブレイク明け初勝利を挙げた。原口はフル出場を果たしている。
次戦、ヘルタ・ベルリンは8日にDFBポカール3回戦で日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと、インゴルシュタットは11日にブンデスリーガ第20節でバイエルンと対戦する。
【スコア】
ヘルタ・ベルリン 1-0 インゴルシュタット
【得点者】
1-0 1分 原口元気(ヘルタ・ベルリン)