FOLLOW US

完全復帰目指す内田への影響は?…シャルケ、両サイド可のMFカリジューリ獲得

2017.01.25

内田(右)が所属するシャルケに加入したカリジューリ(左)[写真]=Getty Images

 DF内田篤人が所属するシャルケは25日、ヴォルフスブルクからイタリア代表MFダニエル・カリジューリを完全移籍で獲得したことをクラブ公式サイトで発表した。

 契約期間は2020年6月30日まで。ドイツ誌『kicker』によると移籍金は250万ユーロ(約3億円)だという。メディカルチェック完了後に正式加入となる。

 カリジューリは同サイトを通じて、「伝統あるクラブからの興味を知っただけで、僕はとても嬉しかったよ。クリスチャン・ハイデル(スポーツ・ディレクター/SD)とマルクス・ヴァインツィアル監督と話したことで決心できた。シャルケに加入することにとても興奮しているし、クラブの成功に貢献したいと思っている」とコメントした。

 現在29歳の同選手は、2009年11月にフライブルクでデビューし、2013年夏にヴォルフスブルクへ移籍した。ブンデスリーガでは通算190試合23ゴール、DFBポカールで通算20試合出場5ゴール、チャンピオンズリーグで通算8試合出場1ゴール、ヨーロッパリーグで通算11試合出場1ゴールを記録。今シーズンはここまで公式戦19試合中18試合に出場し、2ゴールを挙げており、主力として活躍していた。

 シャルケは、前十字じん帯断裂で今シーズン絶望の可能性もあるガーナ代表DFアブドゥル・ラーマン・ババの代役を確保した。ハイデルSDは「ババが負傷したことにより、彼のポジションで補強が必要となった。そのため、今年の夏に予定していたカリジューリの獲得を早める決断をした」と明言。ババは昨年夏にチェルシーからレンタル移籍し、左サイドで公式戦21試合に出場していた。

 だだ、シャルケは右サイドに関しても、人員が手薄となっている。今冬にはブラジル人DFジュニオール・カイサラがイスタンブール・バシャクシェヒル(トルコ)へ移籍し、昨年夏に加入したスペイン人DFコケも未だ負傷離脱中。右ひざのケガから復帰したばかりの内田は、リーグ再開直前に内転筋を負傷。23日に検査を受けたようだが、詳細は発表されておらず、クラブ公式ツイッターによると、翌24日は引き続き個別練習に取り組んでいた。現状ではスタメン出場しているオーストリア代表MFアレッサンドロ・シェプフと元ドイツ代表DFサシャ・リーターの2選手だけがオプションとなっているようだ。

 そのため、リーグ戦に加えDFBポカールとヨーロッパリーグも戦うシャルケは左右でプレーできる即戦力が必要だった。ハイデルSDも「ブンデスリーガをよく知り、両サイドでプレーできる万能な選手を探していた」と説明。左サイドでプレーしていたババの代役と語ったものの、右サイドでの起用も視野に入れているようで、完全復帰を目指す内田のポジション争いにも少なからず影響が出てくるだろう。

 後半戦白星スタートを切ったシャルケは次節、27日に日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトをホームに迎える。

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO